ホラーゲーム『SILENT HILL f(サイレントヒル エフ)』の体験型謎解き企画「SILENT HILL f 残置物展」が、9月25日(木)から28日(日)まで開催される「東京ゲームショウ2025」(TGS2025)で行われる。
代替現実ゲームクリエイター集団・第四境界が手がける企画となり、イベント期間中は「TGS2025」会場に複数のロッカーが設置。
「少女たちが辿った運命の断片」が納められたロッカーを自らの手で開き、中身を確認できる企画になるという。
代替現実ゲームクリエイター集団・第四境界
第四境界は、株式会社ストーリーノートと株式会社マレによる、“現実と仮想の間の曖昧な領域に物語を紡ぎ出す”クリエイター集団。
得意とするのは代替現実ゲーム(Alternate Reality Game、通称ARG)。現実世界にゲームの情報を配置し、それを探索/考察させることで、参加者の日常生活をも、ゲームや作品の一部として取り込む体験型作品を指す。
主な代表作は、実在するオンラインストアで財布を購入し、その中身から連想するキーワードをインターネットで検索して進める謎解きゲーム『人の財布』や、架空の組織を調査しながら、隠された真実を暴いていく『かがみの特殊少年更生施設』など。
また、日本テレビとARGブランド「4x4 sect.(フォーバイフォーセクト)」を共同運営し、第1弾としてホラー映画『近畿地方のある場所について』と世界観を同じくする『503号室の郵便物』を発表している。
「SILENT HILL f 残置物展」は4月開催の派生企画か?
今回実施される「SILENT HILL f 残置物展」は、タイトルから4月に実施された考察型イベント「残置物展」の派生と推測される。
「残置物展」は、コインロッカーに長期間放置されていた忘れ物を展示したイベント。ロッカーを実際に開けていき、残置物から得られる断片的情報を束ね、謎に迫っていくイベントだ。
「SILENT HILL f 残置物展」で開くことになるロッカーは、コナミデジタルエンタテインメントの『SILENT HILL f』ブース内などに設置。株式会社村田製作所(株式会社ミライセンス)の位置検出技術・ハプティクス技術デバイスで、臨場感のある体験を得られるという。
日本が舞台のシリーズ異色作『SILENT HILL f』
異色のARGが「TGS2025」で展開される『SILENT HILL f』は、9月25日(木)に発売予定のホラーゲーム。
ホラーゲームシリーズ「サイレントヒル」の最新作で、シナリオには『ひぐらしのなく頃に』などで著名な竜騎士07さんが参加することでも話題となった。
これまでのシリーズではアメリカの架空の観光地「サイレントヒル」が物語の中心だったが、最新作の舞台は昭和の日本。寂れた田舎町で起こる異変や怪異に、高校生の少女・深水雛子が立ち向かう異色の作風が明かされている。
なお、「サイレントヒル」シリーズはリブートが実施されており、その過程で無料配信タイトル『サイレントヒル:ザ ショートメッセージ』が発表。三人称視点がメインだったシリーズを一人称視点で再解釈する試みが行われており、リブートを機に実験的な取り組みが重ねられている。

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