FPSゲーム「Counter-Strike」シリーズをはじめ、日本のe-Sports黎明期を支えた元プロゲーマー・noppo(谷口純也)さんが亡くなっていたことがわかった。
10月14日、noppoさんのXアカウントにて親族が「永眠いたしました」と投稿した。
日本FPS黎明期を代表するプロゲーマー・noppo
noppoさんは1987年12月31日生まれ、東京都出身。高校時代にPCゲームに触れ、2000年代前半からFPSゲーム「Counter-Strike」シリーズの競技シーンに参加。
2005年には大阪のゲーミングチーム・AggressiveGeneに加入し、国内外の大会で活躍した。その後、4DimensioNなどのチームで活動し、世界大会「WCG2006」に日本代表として出場。
2012年の「Asia e-Sports Cup」では優勝を飾り、その決勝で見せた壁越しの連続キル、通称「とんでもないプレイ」は、今もファンの間で語り継がれている。
引退後もTwitch Japanでe-Sports文化に貢献
noppoさんは現役引退後、SCARZやJadeiteなどのチームコーチ、さらにはTwitch Japanで裏方としても活動を展開。
直近でも2025年9月に開催された「東京ゲームショウ2025」では、配信者や開発者とともにトークステージへ登壇していた。
noppoさんの家族は14日、本人のXアカウントにて次のようにコメントを発表した。
noppoの家族の者です。
noppoは永眠いたしました。
生前にお世話になった皆さま、そして仲良くしてくださった方々に心より御礼申し上げます。
昔からゲームが大好きで、皆さまと交流できた時間をとても大切にしておりました。ゲームをこよなく愛したゲーマーとしての彼を皆さまの記憶の中に残していただけましたら本人も喜ぶことと思います。
死因や詳細な日時については明らかにされていない。
プロゲーマーやストリーマー、「Counter-Strike」関係者らも追悼
発表には、国内のプロゲーマーやストリーマーから、noppoさんの死を悼む声が寄せられている。
加えて、Fnaticの共同オーナーであり「Counter-Strike」のレジェンドとして知られるcArnさんが「優しさと友情、そして思い出に心から感謝します」とコメント(外部リンク)。
「Counter-Strike」の開発者であるMinh Leさんも「実際に会うことができなかったのが悲しいです」と哀悼の意を表明している(外部リンク)。

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