スヌーピーの権利保有会社がソニーグループの連結子会社に

  • 0
浅田カズラ
スヌーピーの権利保有会社がソニーグループの連結子会社に
スヌーピーの権利保有会社がソニーグループの連結子会社に

ソニーグループの連結子会社化となったPeanuts Holdings/画像はソニー・ミュージックエンタテインメント公式サイトより

スヌーピーで知られる世界的コミック『ピーナッツ』の権利を有するPeanuts Holdingsが、12月19日にソニーグループの連結子会社になることが発表された(外部リンク)。

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の声明によれば、SMEおよびSony Pictures Entertainment(SPE)が、ブランドライセンス会社・WildBrainが間接的に保有するPeanuts Holdings LLCの持分株式の約41%を間接的に取得。

SME側の持分約39%と合わせ、Peanuts Holdings全体株式の80%を、SMEとSPEが間接的に保有することになった。

75周年を迎えた世界的IP『ピーナッツ』とは?

『ピーナッツ』は1950年から2000年にかけて連載されていた、チャールズ・M・シュルツさんによる漫画作品。2025年で75周年を迎えた。

スヌーピーを筆頭に人気キャラクターを多く世に送り出した作品であり、漫画の後にはアニメ化なども展開。世界的に著名なIPコンテンツの一つとして知られている。

2025年に75周年を迎えた『ピーナッツ』/画像はソニー・ミュージックエンタテインメント公式サイトより

SMEは2009年に『ピーナッツ』の国内独占エージェント権を獲得。2018年にはPeanuts Holdingsの持分株式39%を取得。『ピーナッツ』のコンテンツホルダーとして事業を推進していた。

なお、Peanuts Holdingsの株式のうち20%は、チャールズ・M・シュルツさんの一族が引き続き保有。また、『ピーナッツ』の権利保有および事業運営は、Peanuts Holdingsの完全子会社・Peanuts Worldwideが引き続き行うという。

1
2
この記事どう思う?

この記事どう思う?

近年のSMEの動向を追う

「VCRやストグラの影響を受けた」佐藤大が語る、異色のサイバーSF漫画『リバクロ』が生まれた理由

「VCRやストグラの影響を受けた」佐藤大が語る、異色のサイバーSF漫画『リバクロ』が生まれた理由

ヒップホップとメタバースと生成AIのプロンプト──この3つだけでも情報が渋滞を起こしそうな上に、「ストグラ」「MadTown GTA」などのストリーマーサーバーの影響も色濃く受けた漫画。そんな異色の“サイバーSF”Webtoon(縦読み漫画)『リバースクロス -プロンプトの魔術...

kai-you.net
ソニーによるクランチロール1300億円買収から1年 日本アニメが世界で起こすインパクト.jpg

ソニーによるクランチロール1300億円買収から1年 日本アニメが世界で起こすインパクト

邦画が北米週末興行ランキング1位 鍵はクランチロール 2022年8月18日に全米公開された日本アニメ『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が、米国における日本映画の記録を打ち立てた。初週末興行収入2100万ドル、8月第3週末の北米映画興行ランキングで1位に輝いたのだ。 映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロ…

premium.kai-you.net

関連キーフレーズ

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。