ソニー・ミュージックエンタテインメントが9月11日、グループ会社のZeppホールネットワークの全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。
これは、共同出資会社である海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)から、同機構が保有するZeppの全株式を取得したものとなる。
ソニー・ミュージックエンタテインメントは、「今後はZEP(※Zeppホールネットワーク)のさらなる成長に向けて、より機動的に事業を推進していく」と説明している。
クールジャパン機構の出資を受けていたZeppホールネットワーク
国内外にコンサートホール・Zeppを展開するZeppホールネットワーク。国内の6都市9ヶ所以外に、台湾とマレーシアにも展開している。
クールジャパン機構は、2017年にZeppのアジアでのライブホール開設/運営資金に出資(新規株式発行引き受けによるもの)。以降、Zeppは台湾、マレーシアなどへと展開してきた。
Zeppの株式は2024年8月の時点で、ソニー・ミュージックエンタテインメントが51%、クールジャパン機構が49%を保有。今回、クールジャパン機構の持ち分をソニー・ミュージックエンタテインメントが取得し、完全子会社とした。
アジア圏を含めたライブ市場の拡大を図るソニー・ミュージック
ソニー・ミュージックエンタテインメントは、7月にもチケット販売大手のイープラスを連結子会社化。
イープラスの子会社化については、ライブやイベントを国内外の企業と共同で開催し、「アジア圏を含めたライブエンタテインメント市場の拡大」を図るとしていた。
なお、イープラスは9月11日に、韓国のエンターテインメント企業・インターパークトリプルとの業務提携を発表。
チケットの相互販売などで協業していくとしている。
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