ライブイベントのチケット販売などを手掛けるイープラスが9月11日、韓国を代表するエンターテインメント企業・インターパークトリプルとの業務提携を発表した。
両社は日本と韓国のライブエンタテインメントや、レジャーチケットの相互販売で協業。
イープラスでは、K-POPコンサートと文化・レジャー体験のパッケージ、韓国ミュージカルなどのチケットを販売。
一方、インターパークトリプルでも日本で開催されるコンサート、ミュージカルなどのチケットを韓国で販売する試みがはじまっている。
韓国で旅行/エンタメ事業を展開するインターパークトリプル
インターパークトリプルは、韓国の旅行&エンタメプラットフォーム「インターパーク(Interpark)」や旅行プラットフォーム「トリプル(Triple)」を運営するエンターテインメント企業。
独自パッケージの提供やエンタメチケット領域での競争力を強みに、文化コンテンツの業界やトレンドを牽引している。
イープラスは、2016年から「e+インバウンド・チケット販売サイト」を展開。現在は年間約1200の興行や施設等のチケットを海外向けに販売している。
また最近では7月、ソニー・ミュージックエンタテインメントの連結子会社となったことも記憶に新しい。
そうした中イープラスでは、海外居住者への興行情報の伝達などに課題を抱えており、それが今回の業務提携における背景の一つとなっている。
両国のポップカルチャーへの関心が高い日本と韓国
JNTO(日本政府観光局)のデータによると、2024年1月〜7月の訪日客数の国別トップは韓国で5,199,800人と推計(外部リンク)。
コロナ禍前の2019年比でも17.5%の伸率を示しており、イープラスによれば、アニメやゲームだけでなく、日本の音楽や舞台など様々な文化に対しての感度が高いという。
一方、日本も韓国の文化へ興味・関心は高い。直近ではアメリカの調査会社・ルミネートが、2023年にK-POPは日本で約97億回再生され、韓国での73億回よりも多かったと明らかにしている(外部リンク)。
イープラスは発表で、韓国はK-POPをはじめとする自国の文化芸術コンテンツが、社会や経済の発展を牽引していると説明。
加えて、韓国が日本人にとっても最も人気の海外渡航先の一つであることも考慮し、インターパークトリプルとの業務提携に至ったと説明している。
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