VOCALOID
SUB CATEGORY

VOCALOID

ぼーかろいど

VOCALOID(ボーカロイド)は、ヤマハ株式会社が開発した音声合成技術、及びその応用・関連製品の総称である。略称としてボカロという呼び方も用いられる。この技術は、ユーザーがコンピュータ上で歌声を生成し、それを音楽制作に利用することを可能にする。VOCALOIDは主に日本の音楽業界で広く使われており、歌手の声を録音する必要なく、コンピュータで任意の歌声を作成できる点が特徴的である。

概要

メロディーと歌詞を入力することでサンプリングされた人の声を元にした歌声を合成することができる。VOCALOUDを用いて作曲活動を行う人のことをボカロPと呼ぶ。

クリプトン・フューチャー・メディアによるVOCALOID日本語ライブラリ・MEIKOやKAITO、「キャラクター・ボーカル・シリーズ」としてリリースされた初音ミク鏡音リン鈴音レン巡音ルカなどが有名。

さらに現在は、ガイノイドによるv flowerなどが人気を博している。

対応する音源については、主にヤマハとライセンス契約を締結した各社がサンプリングされた音声を収録した歌手ライブラリを独自に製作し、ヤマハ製のソフトウェア部分と組み合わせて製品として販売されている。

歴史

VOCALOIDの原型は2000年にリリースされたVOCALOID1であり、その後、VOCALOID2、VOCALOID3、VOCALOID4、VOCALOID5とバージョンアップされてきた。最新のVOCALOID5では、よりリアルな歌声を生成できるようになっており、幅広い音楽ジャンルで利用されている。

2004年、イギリスのZERO-G社からVOCALOID技術を使用した最初のパソコン向けのパッケージ製品が発売。以降日本国内外の業者からVOCALOID対応の音源が発売されている。

2007年に「VOCALOID2」が発売。ニコニコ動画における「初音ミク」を利用した創作文化が盛んになり、社会現象となる。

2011年に「VOCALOID3」、2014年に「VOCALOID4」、2018年に「VOCALOID5」にバージョンアップされた。

2022年、最新バージョンである「VOCALOID6」が提供されている。

VOCALOIDの文化

初音ミクや巡音ルカなどのVOCALOIDを使用した楽曲やキャラクターは、「VOCALOID文化」として広く認知されており、特にボーカロイドキャラクター(VOCALOIDキャラ)はファンによって様々な表現や二次創作が行われている。

また「歌ってみた」や「弾いてみた」等の演奏面でのカバーも多い(n次創作的な広がり)。

VOCALOIDには様々なキャラクターが存在し、それぞれのファン層や楽曲のスタイルに合わせて選択されることがある。

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

同じカテゴリーのキーフレーズ

音楽・映像

コメントを削除します。
よろしいですか?

コメントを受け付けました

コメントは現在承認待ちです。

コメントは、編集部の承認を経て掲載されます。

※掲載可否の基準につきましては利用規約の確認をお願いします。

ページトップへ