概要
今夜はブギー・バックとは、1994年3月9日にリリースされたヒップホップアンセム。小沢健二が当時所属していた東芝EMI、スチャダラパーが所属していたキューンミュージックから2枚同時リリースされており(それぞれ、nice vocal/smooth rapとしてバージョン違いが収録)、レーベルの垣根を越えた異例の試みとしても注目を集めた。50万枚を売り上げる「大ヒット」として知られるも、当時のCDセールス市場を鑑みれば「大ヒット」と呼べる規模のものではなかった(同年最大のヒットはMr.Children「innocent world」であり、193万枚もの売上を誇る)。しかし、日本語ラップがお茶の間まで届いた最初期の楽曲のひとつとしてジャンルの隆盛に貢献したことは紛れもない事実であり、未だに数多くのミュージシャンたちにも歌い継がれる稀代の名曲である。
今夜はブギー・バックの評価
カラオケ定番曲。「Da. Yo. Ne」「今夜はブギーバック」は良くも悪くもヒップホップの存在をメジャーシーンで広めた。これをきっかけにDragon Ash「Grateful Days」など、ラップを取り入れた楽曲も多く見られるようになっていく。2000年代にはいるとRip Slyme、Kick The Can Crewがメジャーデビューし、Soul’d Out、nobodyknows+なども続いた。サビとラップが組み合わせて30秒程度の尺…というのがちょうどこの頃に登場した「着うた」とも相性がよかったことも流行の要因として大きい。日本語ラップ大黄金期である。
カバー曲
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