KEYPHRASE

ちいかわ

ちいかわは、漫画シリーズ『なんか小さくてかわいいやつ』の略称、および同作に登場する主人公キャラクターの名前、またはそれに関連・付随するキャラクターコンテンツ全般を指す。作者はイラストレーター/漫画家のナガノ

漫画『ちいかわ』1巻

概要

ちいかわは、「小さくてかわいいやつ」の略。主人公のちいかわとその仲間たちが織りなす日常を描いた作品。

ほのぼのとした世界観の中で、登場キャラクターたちが日々の生活や試練に向き合う姿が描かれる。作中ではユーモアと共に少しシリアスな要素も取り入れられており、独特の世界観を形成している。

原作漫画について

2017年ごろから発表。当初はイラストレーター・ナガノさんのTwitterアカウントにて、「こういうふうになって暮らしたい」として断片的なスケッチとして描かれていた。

2020年1月より単独のアカウントが作成され、物語性を持った漫画の連載が開始された。

2021年2月12日には講談社より単行本が刊行。2月10日発売の『モーニング』(講談社)11号に読み切りが掲載された。

2022年1月より、朝の情報番組「めざましテレビ」の占いコーナーに登場。コーナーではショートアニメが放送されている。

2022年4月4日から、フジテレビによる朝の情報番組「めざましテレビ」(月~金曜5時25分より)内でアニメ化され、2023年12月現在も放送されている。

登場キャラクターたち

  • ちいかわ 『ちいかわ』の主人公。なんか小さくてかわいいやつ。台詞はほとんど無く「ワッ」「ヤー」「フ!」などのわずかな言葉しか発することができないが、感情表現は豊か。臆病ですぐ泣く性格だが、土壇場の窮地では強い。さまざまな経験を通して少しずつ成長。懸賞で当たった家に一人で住んでいる。草むしり検定5級の合格に向けて勉強中だが、2度落ちている。討伐武器はピンクのさすまた。

  • ハチワレ 言葉を流暢に喋る猫のキャラクター。耳周りの模様が八で割れている。ちいかわの唯一無二の親友的存在。社交的で好奇心旺盛な楽天家。天然な一面もあるが、討伐や草むしりの仕事の成功率は高い。ちいかわが困っている時は助け舟を出すなど友情にあつい。扉もなく、危険な生き物が迷い込んでくる洞窟で一人暮らしをしている。ちいかわに隠れて勉強していた草むしり検定5級を取得。討伐武器は青色のさすまた。言葉をちゃんと発することができないキャラクターが多いちいかわ世界の中で、狂言回し的なポジションとなっている。

  • うさぎ うさぎのキャラクター。ちいかわの最初の友人として描かれている。常にテンションが高く、自由奔放に振る舞う。奇行も多いが、ハチワレは理解している様子。まともな言葉は話さず「ヤハ」「ルルルルル」「ウララララァ」などの奇声を発する。食に対して非常に貪欲。どのような生活を送っているのかは不明。草むしり検定3級を保持し、ちいかわとハチワレの羨望を集めた。討伐能力(戦闘能力)についても、ちいかわとハチワレより一回り以上高く描かれており、ポテンシャルが計り知れない。討伐武器は、両端が爆発する棒。

  • モモンガ 他のキャラクターよりも体が小さいが、活発で大胆な性格を持つ。

人気の理由

2023年12月に、BEENOS株式会社が公開した、海外でヒットした商品カテゴリや消費傾向を紹介する「越境EC ヒットランキング 2023」によると、アニメでは『チェンソーマン』『ちいかわ』『ぼっち・ざ・ろっく』等が人気。

特に『ちいかわ』は、東アジアで爆発的人気を見せており、グッズの購入件数が昨対比で1590%もの伸長を記録しているという。(『ちいかわ』人気が東アジアで急拡大 「世界的に消費傾向がオタク化」と判明

ライターの北出栞さんによれば、『ちいかわ』には、漫画やアニメで展開されるストーリーや世界観の奥深さと、マスコットとしての親しみやすさ/グッズとしての消費性という、2つの性質がある。

その2つの性質は、作者であるナガノさんの持つ「キャラクター=モノである」という作家性によって強く結びついていると指摘している。(『ちいかわ』論 ポスト・ヒューマニズムな現実に人間性を取り戻す「三」の法則

特徴・作風

ちいかわ作品は「かわいい」だけでなく、どこかリアルで共感を呼ぶ要素が多い点が特徴。キャラクターたちの努力や苦悩、ささやかな幸せが、読者の心を惹きつけている。

Twitter等のSNSで発表され、幅広い層から人気を集めている。かわいらしい見た目と、日常の中で直面する困難や葛藤を描いたシュールなストーリーが特徴。

キャラクターとしての“ちいかわ”

泣き虫で臆病な性格

ちいかわは、恐怖や悲しみ、不安を感じると、すぐに涙を流す。

怪異に遭遇したときだけでなく、試験に落ちたとき、友達を心配したとき、うれしい出来事があったときにも泣く。感情を隠したり、強がったりすることが少なく、自分の気持ちがそのまま表情や声に表れるキャラクターである。

危険な場所では足がすくみ、ハチワレやうさぎよりも行動が遅れる場合がある。怪しい物事に対して不安を覚え、楽しそうな状況でも、一人だけ異変に気づいていることも多い。

ちいかわの臆病さは、単純な弱点ではない。楽観的なハチワレや、恐怖を恐怖として表現しないうさぎに対し、ちいかわは物語に潜む危険や不穏さを敏感に感じ取る役割を担っている。

泣きながらでも行動する勇気!

ちいかわは、恐怖を感じない勇敢なキャラクターではない。怖くて泣きながら、それでも必要なときには前へ進むキャラクターである。

自分一人で危険を突破する力は強くないものの、ハチワレやうさぎが危機に陥ると、逃げたい気持ちをこらえて助けようとする。友達を救うために怪異へ立ち向かい、普段以上の力や判断力を発揮することもある。

強い者が弱い者を守るという一方向の関係ではなく、ちいかわ、ハチワレ、うさぎは、それぞれが危機に陥り、それぞれが相手を助ける。

ちいかわの勇気は、恐怖を克服して別人のように強くなることではない。臆病さや涙を失わないまま、自分よりも大切な存在のために行動する点にある。

144件

ちいかわに関する最新情報

アニメ・漫画

同じカテゴリーのキーフレーズ

  • NARUTO -ナルト-

    『NARUTO -ナルト-』は『週刊少年ジャンプ』にて、1999年から2014年まで連載された岸本斉史による漫画作品。 木ノ葉隠れの里の忍者・うずまきナルトを主人公に、熾烈な戦いが展開されるバトルアクション。

  • センコロール

    『センコロール』とは、宇木敦哉が制作したアニメーション映画。動画革命東京の支援を受けて制作され、2009年8月22日に公開された。平成21年度(第13回)文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品アニメーション部門/短編選出。音楽はryo。

  • ポプテピピック

    ポプテピピックとは、竹書房のWEBコミック『まんがライフWIN』にて連載されている大川ぶくぶ作の漫画。ポプテピと呼ばれることも。 14歳の女の子ポプ子とピピ美が繰り広げる4コマ漫画で、かわいらしい絵柄の2人が放つシュールなセリフと展開…

  • クロスアカウント

    『クロスアカウント』とは、伊達恒大による漫画作品。2017年6月19日発売の「週刊少年ジャンプ」29号(集英社)にて連載開始。 「無害君」があだ名の平凡な男子高生の裏の顔はSNSでの人気者「有害君」。何気ないSNSでのつぶやきを通して…

  • 推しが武道館いってくれたら死ぬ

    『推しが武道館いってくれたら死ぬ』とは、平尾アウリによる漫画作品。 古参にして唯一の舞菜ヲタ「えりぴよ」。収入のすべてを舞菜に貢ぎ、自分は常に高校時代の赤ジャージ。舞菜への愛で鼻血が出てしまう…伝説の女。「推しが武道館ライブまで駆け上…

  • 綺太郎

    綺太郎は中国・広東省出身の中国人コスプレイヤー。現在、Twitterのフォロワー数は2.5万人で、人気コスプレイヤーの1人として注目を集めている。国内随一の人気コスプレイヤーとして知られるえなこと同じ事務所・PPエンタープライズ所属。