幽霊などの超自然的な存在について、歴史的・文化的に掘り下げる書籍『霊界の書』(グラフィック社)が、9月8日(月)に刊行される。
世界各地で語り継がれる摩訶不思議な逸話、幽霊、妖怪などの人ならざる存在を知らしめる証拠や遺物についてまとめたビジュアル読本。
イラストや図版を交えて図鑑形式で解説されており、古代の死霊術から吸血鬼・人狼などの異形のモンスター、そして現代のネットホラーまで幅広くその存在を紐解いている。
世界と歴史を超えて「超常」を探求する入門書
本書では、世界中の怪異やゴーストにまつわる知識をまとめるだけでなく、実際の“超常体験”の記録や、人狼・ヴァンパイアといった異形の存在たちのプロフィール、さらには科学が挑んだ霊現象の解明までが取り上げられている。
日本の「がしゃどくろ妖怪」解説ページ/画像はAmazon(原著版)より
題材は古代の死霊術や精霊信仰から、現代ネットロア「クリーピーパスタ」まで多種多様。日本の怨霊からラテンアメリカのラ・ヨローナまで、国や時代を越えて語り継がれてきた怪異の数々が、歴史や文化の文脈とともに解説される。
過去に日本のインターネットで流行した悪魔ヤン=ガン=イ=タンが載っているかどうかについては、残念ながら確認できなかった。
本書は、幽霊や霊的存在を体系的に知るための入門書としてもうってつけだという。
昨今のホラーブームでホラーに関心を持ち始めた初心者にこそ、手に取ってほしい一冊と言えるだろう。

この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント