Kindleストアで電子書籍のクリスマスセールがスタート。早川書房の作品が、最大80%ポイント還元で実質半額以下のセール中となっています。
今回はSFというジャンルに身構えなくても大丈夫な、心揺さぶられる物語やワクワクする冒険が詰まったラインナップをセレクト。
紹介している作品の多くは映像化もされているので、よくわからなかったらビジュアルイメージを蓄えてから再読するのもアリ。
ぜひ年末に向けて、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
目次
アンディ・ウィアー『火星の人』
アンディ・ウィアー『火星の人』/画像はAmazonから
リドリー・スコット監督×マット・デイモンさん主演の映画『オデッセイ』の原作である『火星の人』。主人公は猛烈な砂嵐に巻き込まれ、火星に置き去りにされてしまった宇宙飛行士のマーク・ワトニー。
食料なし、酸素なし、通信手段なし。生存確率はほぼゼロ。そんな絶望的な状況で、彼は持ち前の科学知識と、ユーモアの利いたアイデアを活かして火星をサバイバルしていきます。
ハードなSF世界を描きながら、コメディ作品としての評価も高いためカジュアルな気持ちで読んでしまいましょう。
アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー』/画像はAmazonから
同じく『火星の人』の著者であるアンディ・ウィアーさんによる、孤独な主人公を描いたSF作品。
ある日突然、目が覚めるとそこは宇宙船の中……? 自分の名前すら思い出せない主人公のライランド・グレースは、自分が「滅亡の危機にある地球」を救うための最終ミッションに就いていることを知ります。
SFの王道設定である「ファーストコンタクト(異星人との接触)」を描いた名作。2026年3月にはアメリカでライアン・ゴズリングさん主演での映画公開も控えています。
原作を知る多くのSFファンが、映画の予告映像などでのネタバレを危惧している作品だけに、できることなら原作小説を読んでからの視聴をおすすめします。
フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』/画像はAmazonから
傑作SF映画『ブレードランナー』の原作。第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では、生きた動物を持っているかどうかが地位の象徴になっていました。
人間と判別のつかないアンドロイドと人間が生きる未来において、両者の違いを問う内容を通し「人間とは何か?」との命題を追求。
斬新な着想と華麗な筆致を用いて描き上げた、めくるめく白昼夢の世界。まだ読んだことのない人はフィリップ・K・ディックさんの強烈な文体を味わいましょう。
ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』
ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』/画像はAmazonから
32歳になっても幼児の知能しかないチャーリイ・ゴードン。パン屋で働きながら「賢くなりたい」と願い続けていた彼は、実験的な脳外科手術を受け、またたく間に天才へと変貌を遂げます。
賢くなったら友達ができると純粋に信じていたゴードン。しかし、自分の状況をはっきりと自覚し、知らなければ幸せで済んだことも知ってしまうことに苦悩します。
頭が良くなるということは、必ずしも彼に幸せを運んできてくれるわけではないのか。そんな絶望の中で、彼が最後に見つけたものとは? 葛藤と苦悩を描いた人間ドラマの金字塔です。
テッド・チャン『あなたの人生の物語』
テッド チャン『あなたの人生の物語』/画像はAmazonから
表題作である「あなたの人生の物語」は、映画『メッセージ』の原作。地球を訪れたエイリアンとのコンタクトを担当した言語学者・ルイーズは、まったく異なる言語を理解していく。
言語を習得していく過程で、ルイーズはエイリアンたちと同じ時間認識の方法も取得していく。“運命”というテーマを真っ向から捉えた傑作SF小説です。
他にも、天使の降臨とともにもたらされる災厄と奇跡を描くヒューゴー賞受賞作「地獄とは神の不在なり」、天まで届く塔を建設する驚天動地の物語「バビロンの塔」など収録。
最近長い物語を読むのがしんどい……。という方にも安心の短編集となっております。
ロバート・A・ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』
ロバート・A・ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』/画像はAmazonから
圧政に苦しむ月世界植民地が、地球政府に対し独立を宣言!
この小説の世界では、資源豊かな植民地として、月は地球から一方的に搾取され続けてきました。革命の先頭に立ったのはコンピュータ技術者・マニーと、自意識を持つ巨大コンピュータ・マイク。
「タンスターフル(無料の昼食なんてない!)」という合言葉のもと、知略とネットワークを駆使して強大な権力に立ち向かう姿は、まさにSF世界の独立戦争です。
ロバート・A・ハインラインさんの作品としては、タイムトラベル作品の古典とも呼ばれている『夏への扉』もセール対象作品なので、併せていかがでしょうか。
劉慈欣「三体」シリーズ
劉慈欣『三体』/画像はAmazonから
アジア圏の作品としてはじめて、SF文学の最高峰であるヒューゴー賞の長編部門を受賞した「三体」シリーズ。
物理学、歴史、哲学あらゆる学問の要素を飲み込みながら、全3部作(5冊)を通して描かれる物語のスケール感は異常。しかし多くのファンがこの作品を読み切ったというのも事実です。
2023年にテンセント、2024年にはNetflixで実写ドラマ化され、世界中でブームを巻き起こしました。今後もアニメ化など目が離せない展開が続く本作。ハードコアな一作ですが、ぜひ一気読みの沼へ足を踏み入れてみませんか?
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