早川書房のSF文芸誌『SFマガジン』2025年4月号で、SF少女漫画の特集が組まれることが発表された。
『ポーの一族』などの萩尾望都さん、『WOMBS』の白井弓子さんらの過去作/新作短編SFなどを掲載する。監修は、SF関連の著作も多数ある評論家・長山靖生さんがつとめた。
発売は2月25日(火)。定価は1320円(税込)。書店、Amazonなどで予約を受け付けている。
“花の24年組”をはじめSF少女漫画の名手が集結
「SF少女マンガ特集」を組む『SFマガジン』2025年4月号では、過去の名作および描き下ろしのSF短編を収録する。
作家は少女漫画に革新を起こしたと評される“花の24年組”から萩尾望都さんと大島弓子さん、その後輩に当たる“ポスト24年組”から坂田靖子さんが参加。
過去に発表された萩尾望都さんの「金曜の夜の集会」、大島弓子さんの「サマタイム」、坂田靖子さんの「ノスタルジー」が再録される。
萩尾望都さんによるSF短編「金曜の夜の集会」/画像は早川書房のnoteから
また、3者の後進世代で、日本SF大賞および星雲賞を受賞した永野のりこさん、吟鳥子さん、白井弓子さんの描き下ろし短篇を収録。
作家陣による短編の他には、監修をつとめた長山靖生さんによる特集の解説や各論者による評論を掲載。
特集内企画の「SF少女マンガ作品ガイド」には、『三体』などの翻訳を手がける大森望さん、文筆家・ひらりささん、SF/ファンタジー評論家の小谷真理さんらが参加している。
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