アニメ『サウスパーク』シーズン27の初回エピソード「Sermon on the ‘Mount」が、合計590万人のクロスプラットフォーム視聴者を集めたことが米メディア「Cartoon Brew」で報じられた(外部リンク)。
この視聴者数は『サウスパーク』のシーズン開幕エピソードとして歴代最高記録となり、1999年以来の記録更新となった。
このデータは視聴者測定を行う「Nielsen」によるもの。エピソード公開後3日間(7月24日から26日)における世界視聴時間を放送時間で割った視聴者数を算出している。
トランプにも大手メディア企業にも忖度しない、強気の姿勢で話題に
1997年から続くアメリカの人気アニメ『サウスパーク』。
クリエイターのトレイ・パーカーさんとマット・ストーンさんが展開する社会風刺やゴシップ、そしてお下劣ギャグにより、長年多くの視聴者を楽しませ、戦慄させてきた。
アメリカ最大のマスメディアグループであるパナマウント・グローバル傘下のケーブルTV「コメディ・セントラル」を中心に放送されている。
記録を更新した最新エピソード「Sermon on the ‘Mount」は、CBS(同じくパナマウント・グルーバル傘下)のニュース番組『60ミニッツ』が、カマラ・ハリス大統領候補(当時)のインタビューを偏向的に報道したとして、ドナルド・トランプ大統領候補(当時)がCBSに対して訴訟を提起した実際の事件を引用して展開する。
ホワイトハウスの報道官が『サウスパーク』を批判する事態に
トランプ政権と、パラマウント・グローバルを痛烈に風刺した内容は大きな話題に。特に、トランプ大統領がサタンと全裸で寝るシーンは多方面で物議を醸している。
さらに、ホワイトハウス報道官であるテイラー・ロジャースさんも放送後に『サウスパーク』を非難。
「この番組は20年以上も時代遅れで、注目を浴びようと必死の努力を続けているが、創造性に欠けるアイデアでかろうじて存続している」
「6か月の間でトランプ大統領はこの国のどの大統領よりも多くの公約を果たしてきた。そして、四流の番組がトランプ大統領の好調な勢いを阻むことはできない」
などの内容の声明を発表している。

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