アザラシのようなタマ、タコみたいなパウル、コンピュータ風のはかせの3人(?)が、ブラックユーモアたっぷりな内容を届ける架空の「教育番組」がショートアニメ化。
2月5日から、毎週水曜18時にYouTube、TikToK、Instagram、ニコニコ動画で公開されることが発表されました。
クリエイター・ももにくすさんがXで公開し人気を集めていた「教育番組」が晴れて映像化ということで、注目を集めています
テーマ曲「きょういくばんぐみのテーマ」もバイラルヒット
「教育番組」は、NHKの教育番組を彷彿させるゆるい雰囲気で、社会への不適合や人生への疲れ・不安といったテーマを、ブラックユーモアを交えて表現している作品群です。
2024年2月からXに複数枚の画像が投稿されており、一種の4コマ漫画のような形で展開されています。
メインキャラクターは、うだつの上がらないタマ、マスコット的存在のパウル、先達としてタマを励ますはかせです。
なかなか社会に馴染めないタマの悲哀が共感を呼び、パウルの可愛さが目を引き、はかせの含蓄深い言葉が刺さる。三者三様の魅力と、彼らの絶妙なやり取りが人気の理由でしょう。
テーマ曲として、2025年1月にリリースされた「きょういくばんぐみのテーマ」は、<いきるのつらい しぬのもこわい><うまくいかない さきがみえない なぜか なみだとまらない>など、率直な歌詞が綴られています。(アーティスト名はやみの おねえさん)。
その甲斐もあってか、Spotifyのチャート「Daily Viral Songs」で1位(2月4日付け)を獲得。TikTokでもダンス動画が流行するなど反響を集めています。
人気は偶然? ももにくすも予期しなかった共感
1月16日〜22日にかけては、池袋PARCOで初のリアルポップアップストアを開催されました。
着ぐるみのタマとのグリーティングイベントも催され、多くのファンが訪れた様子をSNSにアップしていました。グッズは売り切れ続出だったものの、一部のグッズは現在ECサイトで予約注文を受け付けています。
もともと人気だったところにショートアニメ化で、さらなる広がりを見せそうな「教育番組」ですが、制作者のももにくすさんは「作者自身の経験を元に凝った自傷(自慰)行為として発信してたものが偶然沢山の人に共感されて大きなコンテンツになってしまっただけで」とXに投稿(外部リンク)。
「『世の中の辛い人達に寄り添ってあげよう』みたいな傲慢な意図はないとだけ言っておきたい それはそれとして皆には幸せになってほしい」と話し、現在の人気は望外の結果だと明かしています。
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