アーティスト/クリエイティブテクノロジスト/ロボットクリエイター0として活動するきゅんくんが、3rd EP『empowerment』を8月23日(金)にリリースする。
きゅんくんが長年探究してきた「テクノロジーと身体表現」「ノンバイナリーでバイセクシュアルとしての視点」を音楽に昇華させた意欲作になっているという。
同日20時には、JACKSON kakiさんが手がけた表題曲のミュージックビデオの公開も行われる。
“見えづらい声”を響かせるAIときゅんくんの協作
きゅんくんは、ウェアラブルロボットの開発で知られるアーティストでありながら、近年は音楽表現にも活動領域を広げてきた。
本作『empowerment』は、「テクノロジーと身体表現」「ノンバイナリーでバイセクシュアルとしての視点」を音楽に昇華。4曲入りのEPのうち2曲はAI(ChatGPT、Suno)との協作で制作され、作詞/作曲/歌唱をきゅんくん自身が担当。
社会に渦巻く分断や、可視化されにくい声をテーマに掲げ、“AIと共に踊る”新しい音楽表現に挑んでいる。
ジャンルはきゅんくんが提唱する「Dance & Blues」。クラブビートとブルースを融合させ、魂とテクノロジーの共振を鳴り響かせる。
JACKSON kakiが描く、都市と身体、そして情報
公開された「empowerment」のMVは、映像作家/DJ/グラフィックデザイナーなど多岐に渡る活動で知られるJACKSON kakiさんがディレクションを担当。
都市空間を舞台に、巨大な顔や群衆、そしてきゅんくんの分身ともいえるロボットが登場。社会に存在する多様な身体を視覚的に浮かび上がらせる作品となっている。
JACKSON kakiさんは映像について「社会や個人、都市、そして情報をマテリアルとしながら、この映像を作りました」とコメント。狂気と秩序のあわいを探る表現を試みている。

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