早川書房、Web漫画サイトを開始 SFやミステリーの名作小説をコミカライズ

早川書房、Web漫画サイトを開始 SFやミステリーの名作小説をコミカライズ
早川書房、Web漫画サイトを開始 SFやミステリーの名作小説をコミカライズ

早川書房がコミックサイト「ハヤコミ」 を7月23日(火)にオープンすることを発表した。

「ハヤコミ」では、ミステリー『そして誰もいなくなった』、二度の映画化もされたSF小説『ソラリス』、2022年の「本屋大賞」受賞作『同志少女よ、敵を撃て』など、SFやミステリーの名作のコミカライズが連載される。

「ハヤコミ」ロゴ

また、オリジナルコミックの発表も予定している。

数々のSFやミステリーを出版する早川書房がコミックサイトに参入

早川書房は、まもなく創業79周年を迎えるSFやミステリー、ノンフィクション作品を手がける老舗出版社。国内外を問わず、多くのSF作家やミステリー作家が早川書房から作品を出版している。

そんな早川書房がコミック系Webサイトをオープン。一体どんな内容になるのだろうか? ラインナップの一部を紹介したい。

まずは、ミステリーの重鎮アガサ・クリスティーさんの名作『そして誰もいなくなった』。これまで同氏の作品の表紙イラストを担当してきた二階堂彩さんがコミカライズを行う。

漫画『そして誰もいなくなった』紙面

世界的なSF作家であるスタニスワフ・レムさんの名作『ソラリス』もコミカライズされる。惑星ソラリスを巡るベストセラー作品だ。

本作は2023年に『SFマガジン』にて1話と2話が掲載された作品の連載化となる。森泉岳土さんが漫画を手がける。

漫画『ソラリス』紙面/画像はHayakawa Books & Magazines(β)より

本屋大賞受賞の小説『同志少女よ、敵を撃て』も漫画化

逢坂冬馬さんによる小説『同志少女よ、敵を撃て』のコミカライズは、『少年ノート』『しまなみ誰そ彼』の鎌谷悠希さんが手がける。

舞台は第二次世界大戦の独ソ戦が激化する1942年。ソ連の狙撃手となった少女・セラフィマと、同じ境遇で家族を喪った少女たちの行く末が展開される。

逢坂冬馬さんのデビュー作でもあり、2022年「本屋大賞」以外にも「第11回アガサ・クリスティー賞」を受賞している。

キアヌ・リーブス原作コミック『BRZRKR』も掲載

「ハヤコミ」では上記以外にも、再編集をしたアイザック・アシモフさん原作、久間月慧太郎さん作画の「銀河帝国興亡史」シリーズや漫画家・宮崎夏次系さんの作品をローンチ時に一挙掲載。

それ以外にもアガサ・クリスティーさんの「名探偵ポアロ」シリーズや、小説家・かみはらさんの『転生令嬢と数奇な人生を』を単行本イラストも手かげたしろ46さんが漫画化。

キアヌ・リーブス原作コミック『BRZRKR』/画像はAmazonより

その他、俳優のキアヌ・リーブスさん原作のコミック『BRZRKR』や、イギリスの小説家であるカズオ・イシグロさんや、漫画家・高橋葉介さんの作品のコミカライズを予定している。

また、東京ビッグサイトで開催される同人即売会「コミティア149」に「ハヤコミ」が出張編集部として参加。そこでの原稿の持ち込み募集も行うという。

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