映画監督のジョン・カーペンターさんによる監督デビュー作『ダーク・スター』が、12月12日(金)より、シネマート新宿などの映画館でリバイバル上映される。
アメリカでの劇場公開から50周年を記念してスクリーンに蘇るカルトSFコメディ。リバイバル上映にあわせて、新ビジュアルも披露された。
『ダーク・スター』の新ビジュアル/場面写真思索することの意味を描くカルトSF映画『ダーク・スター』
日本で1981年に公開された『ダーク・スター』は、ジョン・カーペンターさんが監督/脚本/音楽をつとめた長編映画デビュー作品。
『エイリアン』の脚本を手がけたダン・オバノンさんも、編集/美術/視覚効果、そして主要キャラクターであるピンバック役として参加し、共同制作を行っている。
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物語の舞台は宇宙に新天地を求め、宇宙開拓のためひたすら不安定な惑星を破壊する探査船・「ダーク・スター号」。任務だけ与えられ20年間放置されている乗組員たちは、「何のために働いているのか」すら忘れている。
そんな中、命令を受けて爆破されるはずだった爆弾が、「自分とは何か?」「本当に爆破すべきなのか?」と爆弾でありながら、人間よりも真剣に自身の存在について考えていく。
そして、その先にある人間存在の不条理と孤独、そして「思索することの意味」を物語を通して描いていく。
低予算SF/ホラー映画監督として知られるジョン・カーペンター
ジョン・カーペンターさんは『ハロウィン』『ニューヨーク1997』『遊星からの物体X』などの作品を手がけた映画監督。特にSFやホラーのジャンルの映画で知られている。
低予算の中でも、工夫を凝らした美術や特殊効果を独特なセンスで盛り込んでいくスタイルが特徴的で、世界中の映画好きからカルト的人気を誇る。
さらに、映画監督としては珍しく自ら音楽を手がけており、『ダーク・スター』でもモジュラーシンセで制作した音楽が使用された。
また、息子であるコーディ・カーペンターさんも作曲家として『ヴァンパイア/最期の聖戦』『ゴースト・オブ・マーズ』など一部のジョン・カーペンターさんの作品に参加している。
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