イラストレーター・Mika Pikazoさんがクリエイティブディレクターをつとめる展覧会「感情展―短歌で詠み、イラストで描く―」が、2026年2月13日(金)から3月29日(日)まで、埼玉・ところざわサクラタウン内の角川武蔵野ミュージアムで開催される。
本展は、「短歌」と「イラスト」という異なる表現領域を〈感情〉という共通のテーマで接続する試み。
50名を超えるイラストレーターや現代歌人に加え、与謝野晶子さんや石川啄木さんら近代歌人の言葉も交え、時代を越えた感情表現の広がりを体感できる展示となる。
あわせて、前売りチケットの販売がスタート。pixiv協力のもと実施された連動コンテストの受賞作品も会場で展示される。
50名超のイラストレーター×歌人が参加 短歌とビジュアルの往復運動
参加イラストレーターには、原田ちあきさん、寺田てらさん、[NAKAKI PANTZさん、watabokuさん、ORIHARAさん、okamaさん、しきみさん、トマリさん、[LOWRISEさん、John Kafkaさんなど、現代のイラストシーンを横断する顔ぶれが集結。
歌人には、俵万智さん、東直子さん、川野芽生さん、石川美南さん、大森静佳さんら現代短歌を代表する存在が名を連ねる。与謝野晶子さん、石川啄木さん、若山牧水さんといった近代歌人の作品も展示される。
さらに、「短歌から描くイラスト」「イラストから詠む短歌」をテーマにした2つのコンテストの入賞作品も展示予定。言葉とイメージが相互に行き交う構造そのものが、展示の一部として組み込まれているという。
短歌から描くイラストコンテスト大賞:NUEROU 「幕が上がるよ」
空間全体で感情のプロセスを体験する「感情展」
展示空間は、一つの物語を歩くような構成で設計される。
Mika Pikazoさんによる描き下ろしの大型作品と近代短歌が響き合うエリアでは、個人的な記憶や感情がどのように言葉やイメージへと結晶化していくのかを辿る。
図録『EMOTION 短歌で詠み、イラストで描く「感情」のアンソロジー』
また、鏡やインスタレーションを用いた展示により、鑑賞者と作品の境界を曖昧にし、「読む」「観る」を超えた身体的な体験を演出。短歌を文字として追うのではなく、「浴びる」ように感じ取る鑑賞体験が用意されているという。
展示の終盤には、来場者自身が感情を綴ったり描いたりできる参加型コーナーも設置。「誰かの感情」と「自分の感情」が重なり合う瞬間を体感できる構成となっている。
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短歌×イラスト 魂を揺さぶる「感情の爆発」
「感情展」―― それは「短歌」と「イラスト」という異なる表現を、“感情”という軸で結びなおす展覧会。
そこにいけば「短歌」と「イラスト」、互いに異なる表現領域が「感情」という共通の視点で重なり合う瞬間を味わえます。
本書はその世界観を存分に取り入れ、一冊の本としてまとめました。
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イベント情報
感情展-短歌で詠み、イラストで描く-
- 展示タイトル
- 「感情展-短歌で詠み、イラストで描く-」
- 開催日時
- 2026年2月13日(金)~3月29日(日)
- 開催場所
- 角川武蔵野ミュージアム3階展示室(ところざわサクラタウン内 〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田3丁目31-3)
- クリエイティブディレクション
- Mika Pikazo
- コンテスト協力
- ピクシブ株式会社
- 展示コンセプト・デザイン
- 株式会社Helixes maxilla事業部
- クリエイターアサイン協力
- アンコロール株式会社
- 短歌翻訳
- ピーター・J・マクミラン
- 近代短歌監修
- 秋山佐和子/米川千嘉子
■チケット
【前売り券】
・販売期間
先行発売:2025年12月18日(木)12:00~12月25日(木)23:59
一般発売:2025年12月26日(金)10:00~2026年2月12日(木)23:59
・販売場所
ローソンチケット https://l-tike.com/kanjyoten/
・価格
通常チケット:1,700円(税込)
グッズ付きチケット:4,700円(税込)
【当日券】
・販売期間
2026年2月13日(金)~
・販売場所
ローソンチケット https://l-tike.com/kanjyoten/
角川武蔵野ミュージアム チケットカウンター
・価格
1,800円(税込)
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