工芸作家の球体変形メカ「カニタマ」がカプセルトイ化 全25箇所が可動

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浅田カズラ
工芸作家の球体変形メカ「カニタマ」がカプセルトイ化 全25箇所が可動
工芸作家の球体変形メカ「カニタマ」がカプセルトイ化 全25箇所が可動

カプセルトイ化が決定したオリジナル球体変形メカ「カニタマ」/画像はピヨ/磁佑さんXより

美術工芸作家のピヨ/磁佑さんが制作したオリジナル作品「カニタマ」のカプセルトイ化が発表された。

球体からカニ型に変形するオリジナルメカは、これまで工芸作品やソーシャルVR・VRChat向けアイテムとして展開されてきた。今回、全4種のカプセルトイとして手軽に入手できるになる。

株式会社いきもんより、2026年1月第3週から発売開始。価格は500円(税込)。球体の「カニタマ」がそのままガチャから出てくるカプセルレス仕様となる。

VRChatアイテムとしても人気 カニになる球体変形メカ「カニタマ」

「カニタマ」はピヨ/磁佑さん制作のオリジナル球体変形メカ。ガレージキットとして制作され、これまでイベントなどで頒布されてきた。

2025年にはVRChat向けアイテムとして3Dモデル化。変形ギミックを搭載し、プレイヤーの後をついてくるペットギミックとして、販売プラットフォームの「BOOTH」では4000以上の「スキ!」を獲得している。

VRChat用「カニタマ」紹介映像

カプセルトイ版の「カニタマ」も、25の可動箇所を備えており、球体からカニ型への変形機構も健在。レッド、ブルー、オレンジ、ホワイトの4色がラインナップされている。

また、球体に変形する特徴を活かし、カプセルトイなのに筐体から球体の状態で出てくるカプセルレス商品。ガチャから出てきたその場で、カニ型に変形させることもできそうだ。

白上フブキの木彫り置物も話題の美術工芸作家・ピヨ/磁佑

ピヨ/磁佑さんは、美術工芸作家として「磁佑」名義で主に「根付」と呼ばれる美術品を制作。オリジナル作品は東京・根津のギャラリー「Gallery花影抄(はなかげしょう)」で取り扱っている。

また、3Dプリンターを活用したガレージキットも制作。木彫りグッズも制作しており、直近では同人誌即売会「コミックマーケット106」で、ホロライブ所属のVTuber・白上フブキさんの関連キャラクターをモチーフにした木彫り置物を頒布している。

上述の通り、VRChat向け3Dモデルも販売されており、「カニタマ」以外にもクラゲに変形するギミック付きアバター向けアクセサリー「タマクラゲ」も制作。こちらも「BOOTH」で7000以上の「スキ!」を記録するヒット商品となっている。

「タマクラゲ」紹介映像

VRChat版の「カニタマ」「タマクラゲ」は、いずれもクリエイターEC「BOOTH」に出店しているピヨ/磁佑さんのショップ「自由工芸舎」にて販売中だ。

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