バーチャルアーティスト事務所・RIOT MUSICが、10月27日にソーシャルVR・VRChatの公式ワールド「誰でもお気軽配信ワールド AdHoc -アドホック-」を発表した。
本ワールドは、VRChat内で誰でも気軽にハイクオリティな配信を楽しむことができるスタジオ的なワールド。
企画/制作はVRChatコンテンツやバーチャルライブなどを手がけるクリエイティブスタジオ・MIGIRIが担当。ワールドは2025年内公開を目指している。
音楽活動特化のRIOT MUSICと、VRChatコンテンツ等の制作特化のMIGIRI
RIOT MUSICは、ぶいすぽっ!などのVTuber事業を展開するBrave groupが運営する事務所。長瀬有花さん、朝倉杏子さんらが所属している。
音楽活動に特化しており、レーベル「無原唱レコード」「汽元象レコード」、VTuberサポートプロジェクト・RIONECTIONなどを運営している。
一方、MIGIRIはVRChat向けコンテンツや、バーチャルライブのライブ制作を行うクリエイティブスタジオ。
これまで、TBSのVRChat音楽フェス「META=KNOT」や、KAMITSUBAKI STUDIOのCIELさんのVRChatライブなどを制作。10月30日には法人化を発表している。
VRChat配信を手軽にし、新たな文化の原点を目指すワールド「AdHoc」
「誰でもお気軽配信ワールド AdHoc -アドホック-」は、10月27日に実施された「無原唱レコード」のプロデューサーレター配信内で発表。
本ワールドは、VRChat上で誰でも気軽に配信ができるスタジオワールドとなっており、配信向けステージや、1on1スペースを確保したカフェスペースが設営。さらにライブ配信向けの独自システムも実装しているという。
配信に出演したRIOT MUSIC事業推進室・新井政道さんによれば、本ワールドのコンセプトは、VTuber/バーチャルアーティストとファンの交流を平面から立体へ発展させること。
ライブハウスから著名バンドが生まれるように、このワールドが新たな文化の原点になってほしいという。
プロトタイプがお披露目! 配信者にありがたい機能が満載
配信内では、プロトタイプのワールドもお披露目。
MCとして「無原唱レコード」所属のミナミイズミさん、朱名さん、メーメントヴァニタスさん、ワールド現地に滞在する朝倉杏子さんとともに内覧が行われた。
「誰でもお気軽配信ワールド AdHoc -アドホック-」1on1コーナー/画像はYouTubeスクリーンショット
まずは1on1コーナー。カフェ内に3室用意されており、入室の制御は主催側が行える。ゲストは一定時間が経過すると自動で退室し、主催側が任意タイミングで退室させることも可能。簡単にツーショットを撮影できるシステムも用意されている。
「誰でもお気軽配信ワールド AdHoc -アドホック-」配信ステージ/画像はYouTubeスクリーンショット
続いて配信ステージが紹介。室内スタジオや野外ライブステージなど、コンセプトの異なるステージが用意されている。
特徴的なのが配信向けシステム。配信者の情報をアイコンやテキスト付きで表示できる看板や、ゲスト配信者登録/カメラの自動切り替え/配信者以外のユーザーを非表示化するモードなど、リッチで安全な配信を快適に進行できる機能が多数備わっている。
「誰でもお気軽配信ワールド AdHoc -アドホック-」配信用システム/画像はYouTubeスクリーンショット
様々な面で配信者に役立つワールドとなっているが、配信現場に訪れたファンのリアクションを聞き、直に交流ができるのも重要なポイント。
MCの3名からは「ここで仲良くなった人と一緒に別のワールドに遊びに行けるかも」といったコメントも寄せられており、RIOT MUSICの新たな展開の基盤になることが期待できそうだ。
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