VTuberグループ「ぶいすぽっ!」擁するBrave group、サンリオと資本業務提携を締結

VTuberグループ「ぶいすぽっ!」擁するBrave group、サンリオと資本業務提携を締結
VTuberグループ「ぶいすぽっ!」擁するBrave group、サンリオと資本業務提携を締結

左からBrave groupの代表取締役・野口圭登さん、サンリオの代表取締役社長・辻朋邦さん

Brave groupが、サンリオと資本業務提携契約を9月6日に締結した。

今回の業務提携は、両社のIPのグローバル化とバーチャル領域における事業拡大を見据えたもの。

主な内容は、「サンリオが運営するプラットフォーム事業での連携」「Brave groupが運営する国内外のVTuber事業での連携」「両社が所有するIPのコラボ企画・製造・販売事業」としている。

(※)Brave groupの発表では、創作プラットフォーム「Charaforio/キャラフォリオ」やバーチャルイベント「SANRIO Virtual Festival」などを例に挙げている。

M&A、新事業などを次々と実施するBrave group

Brave groupは、国内ではバーチャルe-Sportsプロジェクト・ぶいすぽっ!、音楽事務所・RIOT MUSICなどのVTuber事業を展開。

海外では英語圏や中華圏、あるいはヨーロッパなど世界各地でVTuberグループを運営している。

Brave groupによれば、同社が国内外におけるキャラクターIPのみならず、メタバース/プラットフォームといった新事業にも取り組んでいるサンリオと協力することで、「日本発IPのグローバル化とバーチャル領域における海外市場のさらなる可能性を追求」。

「サンリオの『One World, Connecting Smiles.(一人でも多くの人を笑顔にし、世界中に幸せの輪を広げていく。)』というビジョンとBrave groupの『世界に、日本の冒険心を』というパーパスを具現化」するとしている。

なお、Brave groupは積極的に業務提携およびM&Aを実施。海外展開を見据えて、2023年から2024年にかけて、海外4ヶ国に5つの拠点を設立している。

直近では、8月9日にアニメーション制作を行う子会社・Brave pictures(ブレイブピクチャーズ)を設立。

自社グループのVTuberのIP展開を、アニメによって促進していく方針も発表している。

サンリオ、Brave groupの代表コメント

サンリオ代表取締役社長・辻朋邦さんのコメント

サンリオは真のグローバルエンターテイメント企業になるために、様々な取り組みにチャレンジしています。中でも近年急速に成長しているデジタル領域に関しては、企業理念である「みんななかよく」を未来に向けて具現化する可能性を認識し、積極的に事業展開していく予定です。中でもメタバース事業やVTuber事業については、新たなサンリオのデジタル事業の中核となる重点事業と位置付けており、この度、海外VTuber事業に強みを持つBrave group様との今回の取り組みを始めることにしました。両社のパートナーシップは、デジタル領域における他企業との新しい協業のあり方を示すものと確信しています。サンリオは国内外のクリエイターやファンに新たな価値を提供するデジタルサービスを展開していくことで、これからも世界中に笑顔を広げていきます。

Brave group代表取締役・野口圭登さんのコメント

Brave groupは「時代をつくる、事業家集団へ」というビジョンを掲げ、IP事業を中心に、IP周辺領域やその他の新興領域において、国内外で複数の事業を展開しています。

2023年〜2024年においては、4カ国5拠点の海外拠点設立に加え、国内外で計5社との経営統合を行い、また、2社の子会社を設立いたしました。

VTuber事業では、2024年9月6日現在、17個のプロジェクトで160名ほどのタレントが所属し、国内外で活動しています。

今回、日本を代表する世界的IPを保有するサンリオと資本業務提携を締結したことで、当社のIPのみならず、日本のIP全体の価値をさらに向上することができると確信しております。

日本のIPがますます世界から注目され、IPファンだけでなく、世界中の多くの方々に楽しんでいただけるエンターテインメントを届けられるよう、突き進んでまいります。

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Brave groupによる新しいVTuber事業

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