世界一のチャンネル登録者数を誇るアメリカのYouTuber・MrBeast(ミスタービースト)さんが12月9日、1400万ドル(約21億円)を費やして広大な野原に町をつくったとXに投稿した。
MrBeastさんが公開した町は、AmazonのPrime Videoで12月19日(木)から配信予定のリアリティ番組「Beast Games(ビースト・ゲーム)」のために建設したものを指している。
Xに投稿された写真には、本物の写真かは定かではないが、四方を人工的な水辺に囲まれた町が写っており、回りには野原が広がっている。
登録者数3億3500万人を誇る世界一のYouTuberと言えど、一個人が何もないところに町をつくり出した異様さが人目でわかる写真だ。
なお、番組の制作費自体は1億ドル(約150億円)を超えているという。
【画像】MrBeastさんが番組のためだけにつくった町MrBeastがPrime Videoと仕掛ける大型企画「ビースト・ゲーム」
MrBeastさんが仕掛ける「ビースト・ゲーム」は、12月19日からアメリカのPrime Videoで配信開始となるリアリティ番組(日本での配信は未定)。
Prime Videoは「型破りなコンペティション形式のリアリティ番組」「1000人の参加者が肉体と精神の限界を試される課題に挑む」と番組の内容を紹介している。
1000人の参加者のうち、課題を勝ち抜いた者に賞金500万ドル(約7億5000万円)が与えられるという趣旨で、賞金争奪のサバイバルが繰り広げられるようだ。
公開されているトレーラーの内容からは、日本の「SASUKE」や「逃走中」のような種目に、参加者が挑戦している様子がうかがえる。
最後の一人になるまでの賞金争奪サバイバルという企画は、Netflix制作の韓国ドラマ『イカゲーム』のようでもある(MrBeastさんは2021年、約4億円を投じて『イカゲーム』を再現した動画も公開している)。
MrBeastの「ビースト・ゲーム」日本の参加者は?
現時点で、「ビースト・ゲーム」の参加者がどの国の誰なのか、全容は明らかになっていない。
ただ、7月には、50人のYouTuberが賞金100万ドル(1億5000万円)をかけて争う企画動画を公開。日本からすしらーめん《りく》さんが参戦していた。
そのため「ビースト・ゲーム」にも、日本からの参加者がいても不思議ではないだろう。
事故によるスタッフの入院、参加者による訴訟も
なお、「ビースト・ゲーム」を巡っては、撮影中の事故でスタッフが入院する怪我を負い、参加者が訴訟を起こしたと報道されるなどして、現地では批判も浴びている(外部リンク)。
訴訟は番組に参加した5人が匿名で、「非人道的な労働条件」を理由に、9月にアメリカ・ロサンゼルスの高等裁判所で起こしたもの。5人は撮影現場でのセクハラ等を主張しているという。
なお、12月7日に公開された最新トレーラーには、参加者たちがショックを受けて涙する場面などが映し出されているが、実際に番組がどれほど過酷だったのかを知るには配信を視聴するしかない状況だ。
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