「ぶいすぽっ!」運営のBrave group、赤字が21億円に拡大 複数の買収や海外投資が影響か

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米村 智水
「ぶいすぽっ!」運営のBrave group、赤字が21億円に拡大 複数の買収や海外投資が影響か
「ぶいすぽっ!」運営のBrave group、赤字が21億円に拡大 複数の買収や海外投資が影響か

Brave Groupの代表的なVTuberグループ「ぶいすぽっ!」(画像は Brave Group公式サイトより)

VTuberグループ「ぶいすぽっ!」を擁する企業・Brave groupが、第7期決算公告(2023年10月1日~2024年9月30日)において約21億円もの純損失を計上。

前期の約8億円の赤字が、大幅に拡大していることが分かった。

8月27日の官報より

Brave groupは2023年から2024年にかけ、4か国5拠点に海外現地法人を設立。

さらに海外VTuberグループ「idol」をはじめとする多数の事業買収(M&A)など、グローバル展開に向けた大胆な投資を行っており、それらのコストが業績を圧迫したとみられる。

総資産は増加──Brave groupの勢いと、海外事業への攻めの投資

赤字が大幅拡大した一方で、総資産は約42億円と増加しており、海外拠点設立やM&Aなどの積極投資の影響が色濃く出た内容となっている。

2024年には、シリーズDラウンドとして三井不動産株式会社と株式会社テレビ朝日ホールディングスから総額35億円を調達(累計資金調達額約62億円)するなど、成長資金を確保してグローバルIP事業を推進し続けている(外部リンク)。

それらの資金力を背景に、Brave groupは近年、米国や欧州、中国、タイ、そして韓国と次々に拠点を開設。さらに英語圏VTuber事務所「idol」を買収(外部リンク)。

そして2025年7月には韓国最大級のVTuberプロダクション「StelLive」と経営統合を果たした。

さらにトレーディングカードゲーム『Xross Stars』もローンチするなど、オンラインからリアルへと広がる新たなブランド戦略も展開している。

結果的に大幅な赤字を計上することになったが、これは海外展開やVTuber関連企業のM&Aによる先行投資型の赤字であるとも考えられる。

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