VTuber事業を展開する株式会社Brave groupが7月16日(水)、韓国最大級のVTuberプロダクション「StelLive(ステライブ)」との経営統合を発表した。
あわせて、韓国における新たな拠点となる法人「Brave group Korea Inc.」を設立。
今後はStelLiveの運営方針や経営体制を維持しながら、制作体制のさらなる強化を目指すという。
韓国の人気ストリーマー・GANGZIが運営する「StelLive」
Brave groupは、バーチャルe-Sportsプロジェクト・ぶいすぽっ!を運営するバーチャルエンターテイメント社や、音楽事務所・RIOT MUSICを運営するRIOT MUSIC社などを傘下に持つ。
国内だけでなくアメリカ、イギリス、中国、タイに拠点を設けており、世界各地で、多角的なVTuber事業を展開している。
同社と経営統合を発表したStelLiveは、チャンネル登録者数70万人超の韓国で人気のストリーマー・GANGZI(ガンジ)さんが設立し、2023年に法人化。
現在は9名のVTuberが所属しており、YouTubeチャンネルの総登録者数は累計180万人を超える。韓国の配信プラットフォーム「CHZZK(チズク)」でも150万超のフォロワーを抱え、2025年5月の国内ポップアップイベントには延べ9000人以上が来場した。
Brave groupは今回のStelLiveとの統合により、韓国市場に参入。StelLiveのブランドや運営体制は維持しつつ、Brave group側の制作インフラや商品展開のノウハウを融合し、さらなる成長を見込んでいる。
韓国のVTuber市場、K-POPのファンダム文化が成長を後押し
Brave groupによれば、韓国のVTuber市場は、日本、米国に次ぐ世界第3位の規模を誇り、大きな存在感を示しているという。
K-POPグループの発展で形成されたファンダム文化の影響もあり、実際に韓国の地上波音楽番組でバーチャルアイドルグループが1位を獲得するなど、人気と実力を確かなものにしているようだ。
発表に際してBrave group代表取締役の野口圭登さんは「韓国発の世界に轟くプロジェクト」を目指すとコメント。
StelLiveとは、同社が法人化して間もない頃から付き合いのある間柄。野口圭登さんは「様々な議論を経て、今回の経営統合に至ったことを大変嬉しく思っております」と喜びを語っている。

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