『SFマガジン』藤子・F・不二雄特集 すこしふしぎな短編の魅力に迫る

『SFマガジン』藤子・F・不二雄特集 すこしふしぎな短編の魅力に迫る
『SFマガジン』藤子・F・不二雄特集 すこしふしぎな短編の魅力に迫る

『SFマガジン』2023年6月号表紙/画像はAmazonより

早川書房が刊行するSF文芸誌『SFマガジン』の2023年6月号が、4月25日(火)に発売となる。価格は1320円(税込)。

今号の特集は「藤子・F・不二雄のSF短編」。

『ひとりぼっちの宇宙戦争』『みどりの守り神』『流血鬼』『ミノタウロスの皿』『定年退食』『ノスタル爺』『カンビュセスの籤』など、あわせて約110作に及ぶ短編を、SF作家・評論家陣が総解説。

また、かつて『SFマガジン』に掲載された傑作から1本を特別再録。

それぞれ映画『ドラえもん』の脚本を手掛けた佐藤大さんと辻村深月さんによる、作品愛に溢れたロング対談も掲載する特集号となる。

すこしふしぎな藤子・F・不二雄の短編たち

『ドラえもん』や『パーマン』『キテレツ大百科』で知られる国民的漫画家の藤子・F・不二雄さん。

上記の作品以外にも『異色短編集』に収録された作品など、SF短編も数多く執筆。こちらも高く評価されている。

例えば前述の『ノスタル爺』は完成度の高さで知られる一方、SNSなどでは登場人物が「抱けえっ!!抱けっ!抱けっー!」と叫ぶ一コマがネットミームとしても有名だ。

2021年に『ドラえもん』の公式サイト「ドラえもんチャンネル」にて期間限定で無料公開された際には、ネットミームでしか触れてこなかったユーザーが物語に触れ、その物悲しさがSNSで話題となった(外部リンク)。

生誕90周年を記念してドラマ化も控える

2023年は藤子・F・不二雄さんの生誕90周年の年。

これを記念して藤子・F・不二雄ミュージアムで原画展が開催され、NHKでは「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」の放送が予定されている。

『SFマガジン』編集長の溝口力丸さんによれば、既に尋常ではない数の予約がきているとのこと(外部リンク)。予約は早めにされたい。
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