中国SF最大のヒット作『三体』
2006年から連載が始まった、劉慈欣さんによるSF長編小説『地球往事』。その三部作の第1作目である『三体』が、現在ではシリーズ名として浸透している。
本国版が合計2100万部、英訳版が100万部以上の売上を記録。現代中国最大のヒット作となっている。
劉慈欣さんは『三体』で、翻訳書として、またアジア圏の作品としてSF界の名誉・ヒューゴー賞長篇部門をアジア人で初めて受賞した作家となった。
世界各国で翻訳されており、日本語版はだいぶ遅れて1巻にあたる『三体』が2019年7月4日にようやく刊行された。すでに10万部以上を売り上げている。
『三体』シリーズ2作目となる『三体Ⅱ 黒暗森林』の日本語版も刊行間近
『三体』シリーズ2作目となる『三体Ⅱ 黒暗森林』。
日本では、早川書房による日本唯一のSF専門文芸誌『SFマガジン』の2020年2月号(2019年12月刊行)にて、『三体Ⅱ 黒暗森林』のプロローグが特別先行掲載された。
そして『三体 黒暗森林』が、6月18日(木)に上下巻で発売されることが発表された。
前作で科学者・葉文潔が異星人とコンタクトを取ったことから物語が大きく動き出し、不穏な空気で覆われた世界が描かれたが、本作ではそこから物語がさらなる広がりを見せることになりそうだ。
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bilibiliが『三体』アニメ化 予告編も公開
これまでにテレビドラマ化及び実写映画化の計画が持ち上がっては頓挫してきた『三体』。
公式のポスターもお披露目された実写映画版が制作中止になるなど、なかなかマルチメディア化が進んでいなかった。
しかし、2019年、ついに『三体』アニメ版予告編が、プロデュースを手がける中国の動画配信サービス・bilibili(ビリビリ)上で公開された。また本編の配信は2021年を予定していることも発表された。
CG映像による予告編では、宇宙空間を舞台に、壮大なスケールで描く一大巨編を人物の細かい動きや繊細な光の描写で表現している。
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