マクドナルドは8月14日、ハッピーセット「ポケモン」の販売について、8月15日(金)から17日(日)までの3日間、1グループ・1会計あたり最大3セットまでとする購入制限の強化を発表した。
これは、8月9日から11日に実施された『ポケモンカードゲーム』限定カード配布キャンペーンで、転売や大量購入による混乱が発生したことを受けてのもの。
期間中はカードの配布は行われない。
カードを抜き去り食品は廃棄──ハッピーセットを巡る混乱
公式発表によると、8月15日(金)からの3日間は「1グループ・1会計あたり3セットまで」「モバイルオーダーやマックデリバリーでも同様の上限」というルールを設定。
期間中、ポケモンカードの配布は実施されない。
この購入制限には、直前の8月9日から11日に行われたハッピーセット「ポケモン」限定カード配布で起きた混乱が背景にある。
当時は「1人5セットまで」の制限があったものの、初日から店舗に長蛇の列が発生。SNSにはカードだけ抜き取り、ハンバーガーやポテトをそのまま廃棄している写真もアップされ、フリマアプリでは転売目的とみられる出品も相次いだ。
『カービィ』『ちいかわ』……ハッピーセットの人気キャラクターIPコラボの課題
マクドナルドのハッピーセットを巡る転売・大量購入の混乱は今回が初めてではない。
2024年2月の『星のカービィ』や2025年5月の『ちいかわ』コラボでも同様の事態が発生。
人気キャラクターIPとのコラボグッズという需要の高さ、ハッピーセットの価格帯の安さなどによって、転売ヤーも含めて人々が殺到し、結果として各店舗で大混乱が生まれてしまう構造が近年課題となっている。
メガリザードンXとイーブイのおもちゃは8月15日から配布/画像はハッピーセット公式サイトより
8月9日からの混乱にマクドナルドは、公式アプリやSNSで謝罪メッセージを掲載。
今回の対応発表の声明でも「日頃よりマクドナルドをご利用のお客様にご不便をおかけしたこと、店舗で働くクルーの皆様、その他多くの皆様にご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪。
「マクドナルドは、ハッピーセットの転売目的での購入や、食品の放置・廃棄を容認しません」との言葉で結ばれている。

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