マクドナルドがハッピーセットと「ポケットモンスター」のコラボレーションとして配布した『ポケモンカードゲーム』の限定カードを巡る混乱が大きな話題となっている。
この騒動を受け、マクドナルドはお詫びと声明を発表。
声明の中では、「特定のハッピーセットの販売にあたっては、より厳格な販売個数制限を設ける場合がある」「販売個数制限期間中は、モバイルオーダーやデリバリーにおいても利用を制限させていただく可能性がある」と今後の方針を示している(外部リンク)。
「ハッピーセット」大量購入の混乱──事前の対策もあったが、効果はナシ
今回の「ポケットモンスター」とのコラボレーションは、8月8日から実施。
マクドナルドと『ポケモンカードゲーム』のコラボレーション限定カード/画像はマクドナルド公式Xアカウントより
通常期間はピカチュウをはじめとする“ポケモンのおもちゃ”がおまけとなっており、『ポケモンカードゲーム』の配布は9日(土)~11日(月)の限定の施策として行われていた。
マクドナルドは本コラボレーションの実施にあたって、事前に対策を行う旨も発表。“1人5つまで”という購入制限を設けたほか、サイト上で「転売または再販売その他営利を目的としたご購入はご遠慮ください。また、食べきれない量のご注文もご遠慮いただけますようお願いします」と注意喚起も行っていた(外部リンク)。
しかし、実際には転売を目的とした大量購入や、それに伴う店頭/店舗周辺での混乱の発生、食品の廃棄といった事象が発生──マクドナルド側の対応に不信感を抱く声が相次いでいた。
今回公開されたマクドナルドの声明には、今後の方針のほかに、「このたびの状況は、私たちが長年大切にしてきた『お子さまとご家族に楽しい食体験を提供する』という理念やレストランとしての姿勢に明確に反しており、当社の対応が不十分であった」とのメッセージも掲載。
加えて、「悪質な買い占め・転売行為を可能な限り抑制するため、各フリマアプリ運営事業者様に対しても、より実効性のある対策を要請してまいります」と宣言している。
近年は「ハッピーセット」を巡る混乱が相次ぐ
マクドナルドの「ハッピーセット」が転売目的で大量購入され、フリマサイトへ大量に出品される事案は過去にも度々発生しており、その都度大きな話題となってきた。
2024年2月から実施された『星のカービィ』コラボ、2025年5月から実施された『ちいかわ』コラボに関しても、同様の批判が集まり早期の販売終了に踏み切るという結末になったことも記憶に新しい。

この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント