韓国メディア・聯合ニュースが、韓国のゲーム開発会社・Dynamis One(ディナミス・ワン)のパク・ビョンリム(박병림)さんおよび関係者が検察に送致されたと報じた(外部リンク)。
本件は、制作中止となった『プロジェクトKV』および、2024年から続くNEXON Gamesアセット流出事件の続報となる。
発表から3週間で制作中止となった『プロジェクトKV』
今回送致されたパク・ビョンリムさんは、NEXON Gamesが開発するゲーム『ブルーアーカイブ』の日本版担当プロデューサーやプロジェクトディレクターをつとめてきた人物。
Dynamis Oneは、パク・ビョンリムさんを含むスタッフ数名がNEXON Gamesから独立し、2024年4月に設立したゲーム会社となる。
同年8月18日には、新企画『プロジェクトKV』を発表。しかし、公開直後から世界観や設定について、一部ユーザーから『ブルーアーカイブ』との類似性を指摘されていた。
結果的として、9月8日には同作の制作中止が発表されることとなった。
Nexon Gamesの内部資料を無断で『プロジェクトKV』へ流用
韓国メディアTHIS IS GAMEによると、『プロジェクトKV』開発スタッフの一部は、Nexon Games在籍時に未発表プロジェクト『MX BLADE』の開発へ参加していたという(外部リンク)。
NEXON Games側は、『プロジェクトKV』発表直後に、『MX BLADE』のアセットが無断で同プロジェクトへと流用されている旨を警察へ申告。
2025年2月24日にパク・ビョンリムさんおよび関係者は、不正競争防止法違反で立件されている。
それ以降も、聯合ニュースなどでは、ソウル警察庁の産業技術安保捜査隊がDynamis Oneに対する捜査を進めていることが報じられている(外部リンク)。
そして10月17日には、パク・ビョンリムさんおよび関係者が検察に送致されたことが報道され、一連の騒動に大きな動きが見られた。

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