インド映画「バーフバリ」シリーズの新章となるアニメーション映画『Baahubali: The Eternal War Part 1』が2027年に公開されることが発表された。
「バーフバリ」シリーズの監督であるS.S.ラージャマウリさんがプレゼンターを担当し、イシャン・シュクラ(Ishan Shukla)さんがアニメーション監督をつとめる。
公開されたティザー映像では、主人公のアマレンドラ・バーフバリの死後の戦いを描く壮大なビジュアルが確認できる。
【画像】3Dアニメーションで描かれるバーフバリの世界死は終わりではなく、叙事詩の始まり『Baahubali: The Eternal War Part 1』
『Baahubali: The Eternal War Part 1』は、2015年から2017年にかけて公開された実写映画『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』に続く新プロジェクト。
アマレンドラ・バーフバリ/画像はYouTubeのスクリーンショット
制作はArka Media Worksを中心に、Aniventure StudiosやZaratan Studiosなど複数の国際スタジオが共同で手がける。また、インドメディアによれば、総製作費は約12億インドルピー(約20億円)規模と報じられている(外部リンク)。
ティザー映像では、「His death, is not the end, but the beginning of an epic. His destiny — war.(バーフバリの死は終わりではなく、叙事詩の始まりだった——戦いの運命の)」というナレーションが印象的だ(英語字幕より邦訳)。
鮮烈なエフェクトが飛び交う『Baahubali: The Eternal War Part 1』/画像はYouTubeのスクリーンショット
アニメーションスタイルには、『スパイダーマン:スパイダーバース』や『Arcane(アーケイン)』などの3Dアニメ作品の潮流も感じられる。
映像内では、死後の世界や神話的存在たちの戦いを思わせる描写があり、原作映画の英雄譚をさらに神話的スケールへと拡張する展開を予感させる。
社会現象を巻き起こしたインド映画「バーフバリ」シリーズ
原作映画「バーフバリ」シリーズは、架空の王国マヒシュマティを舞台に、王位継承をめぐる愛憎と裏切り、そして復讐を描いた壮大な叙事詩。
インド国内で社会現象級のヒットを記録。日本でも爆音上映などでロングヒットを記録し、『王の凱旋』はインド映画史上最大の興行収入を誇る作品のひとつとなった。
『Baahubali: The Eternal War Part 1』で監督を担当するイシャン・シュクラさんは、アニメアンソロジーシリーズ『スター・ウォーズ:ヴィジョンズ』にて、エピソードの一つで監督を担当。インド・フランス合作映画『Schirkoa』(2024)で国際的評価を受けた。
なお、現時点で日本での公開は未定。公開時期とあわせて続報を待ちたい。




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