Netflixのアニメ『Arcane(アーケイン)』シーズン2の配信日が明らかになりました。
Netflixの告知イベント「Geeked Week 2024」での発表によれば、パート1は11月9日 (土)、パート2は11月16日 (土)、パート3は11月23日 (土) から配信スタート。
オンラインゲーム『League of Legends(LoL)』の前日譚として、ヴァイとジンクスの姉妹を中心としたオリジナルストーリーが描かれます。
『LoL』プレイヤーじゃなくても楽しめるアニメ『Arcane』
『Arcane』はNetflixとRiot Gamesが共同制作する『LoL』のアニメ化作品。
シーズン1では、もともと仲睦まじい姉妹だったヴァイとジンクスが、ボタンの掛け違いで決裂していく様子が描かれました。
ゲーム中では明確になっていなかったキャラクター同士の因縁、映像表現としての新しさが高評価を獲得。
アニメ界のアカデミー賞と呼ばれるアニー賞(第49回)では「Best Storyboarding」「Best Direction」など、9冠を達成しています。
シーズン1の決定的な破滅からどのように物語は再始動するのか
シーズン1ラストは、上層都市・ピルトーヴァーの評議会に対して、ジンクスがロケットを撃ち放すところでクライマックス。
その結果、シーズン2ではピルトーヴァーとその下層都市・ゾウンの対立は決定的なものに。
ピルトーヴァーの市警になったヴァイは、予告編の中で「妹はもういない」「あれはジンクス」「喉を切り裂いてやりたい」と、妹であるジンクスの凶行に怒りを露わにします。
対してジンクスは、抗争や破壊工作の中で、ゾウンの反ピルトーヴァーの首謀者のような位置に持ち上げられています。
(なお予告編では、ヴァイはピルトーヴァーに所属しながら潜入捜査なのか、それとも脱退したのか、ゾウンの地下闘技場に参加している様子も確認できます)
そうした姉妹の決裂や都市間の抗争だけでなく、『Arcane』には様々な要素が盛り込まれています。
特に気になるのはシーズン1から描かれてきた侵略国家・ノクサスの存在と、タイトルにもなっている魔法・アーケインの存在です。
国家、そして世界規模の物語はどんな結末を迎えるのか
ノクサスは『Arcane』において拡張的な政策を打ち出す侵略国家として描かれています。
シーズン1でも、ピルトーヴァーの評議会にノクサスの関係者が名を連ねており、そこをテコにピルトーヴァーへの影響力を強めようとするなど、政治劇としても楽しめる側面が描かれていました。
一方のアーケインは、作中の世界を司る魔法。ピルトーヴァーは、このアーケインの力を科学技術の動力として利用することで、大きな発展を遂げました。
同時にその発展による貧富の格差がゾウンとの対立を、技術の進歩がノクサスからの侵略を招くことになります。
予告編には、ノクサスの軍人がゾウンの破壊工作に対応する兵力として表舞台に登場する様子や、「アーケインが目覚める」との言葉とともに神秘的なシーンが挿入されています。
姉妹の対立や都市間の抗争から、国家の規模まで広がる『アーケイン』の物語。どのような結末を迎えるのか楽しみでなりません。
同時に、『アーケイン』はシーズン2で完結ですが、「テレビや映画での次のプロジェクト」が進行中であると明かされています。
国家や世界の設定を活かして物語が別のフォーマットで展開されるのにも期待したいところです。
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