3月20日、XでAPI障害が発生し、各種サービス・アプリでの連携ログイン機能に影響が出ている。
現在、VTuberグループ・にじさんじを運営するANYCOLOR株式会社のログインサービス「ANYCOLOR ID」や、コミッションプラットフォームのSkeb、Xの投稿まとめサービス「Togetter」など、広範囲で障害が発生。
『原神』や『勝利の女神:NIKKE』などのスマートフォン向けゲームにも障害発生を報告しており、別サービスのアカウントから連携ログイン機能を利用するようユーザーに呼びかけている。
Xの仕様変更への対応に追われる各社
APIことApplication Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)とは、Webサービス、ソフトウェア、プログラム間を繋ぐ機能。
サービスと外部のアプリケーションの連携を行うために提供されているインターフェースだ。
XのAPIは、ツイートやダイレクトメッセージ、ユーザー、その他X内にある情報の分析や学習、やりとりができるように、開発者に向けて公開されていた。
しかし2023年2月(当時はTwitter)、有料化および仕様変更が発表された。
その影響で、Xと連携していたサービスの多くが停止・終了。前述したTogetterは2023年5月に、有料プランである「エンタープライズプラン」を契約したことを発表している。
ソシャゲなどでXとの連携を停止する動きも
その後、連携ログインついても、障害発生が報告されるようになり、各種サービスがログインの仕様を大きく変更するといった対応に追われた。
複数の人気ゲームを展開する株式会社Yostarは2023年7月、『ブルーアーカイブ』『アズールレーン』『アークナイツ』『雀魂』において、「ゲームアプリの仕様調整および技術的な理由」として、当時のTwitterアカウントとの新規での連携停止を発表。
その後各タイトルで、順次Xアカウントとの連携を終了しており、『ブルーアーカイブ』は2023年12月末に終了、『アズールレーン』は2024年5月の終了を予定している。
なお、米国のXサポートアカウントは日本時間3月20日7時ごろ、「Xへのログイン時、または新規アカウント作成時にエラーが発生するユーザーがいることを把握していると」と投稿。
現在対応中としているが、今回発生しているAPI障害との関連性は不明となっている。
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