TogetterがTwilogを買収、サービス統合へ Twitter APIの有料化を巡る騒乱

TogetterがTwilogを買収、サービス統合へ Twitter APIの有料化を巡る騒乱
TogetterがTwilogを買収、サービス統合へ Twitter APIの有料化を巡る騒乱
ツイートまとめサービス「Togetter」を運営するトゥギャッター株式会社は、Twitter APIの有料プランである「エンタープライズプラン」を契約したと発表。これで、サービスを安定して提供可能となった。

同時に、現在停止中の人気サービス「Twilog」も買収し、TwilogとTogetterを統合するための開発もスタートしているとのこと。

これまで10年以上に渡って日本のTwitterユーザーから利用されてきたサービスにまつわる吉報ということで、ポジティブな声が上がっている。

イーロン・マスクのTwitter買収から激動 APIも有料化

アメリカの誇る実業家であるイーロン・マスクさんが2022年秋にTwitter社(X Corp.)を買収して以降、従業員への大規模なレイオフや有料モデル「Twitter Blue」導入といった施策を次々に打ち出し、赤字企業であったTwitterを立て直そうと施策を講じてきた。

そういった施策の一つとして、2月にTwitterが提供するAPIの有料化および仕様変更が発表され、Twitter関連サービスが停止・終了、もしくはログイン時の仕様を大きく変更するといった動きを見せてきた。

Twilog「Togetterに感謝」

TogetterとTwilogはそれぞれ「ツイートをまとめる」「ツイートを保存する」といったサービスを提供しており、過去のツイートを振り返りやすくし、複数人以上が絡んで話題が広がっていくTwitter上のやりとりや流れを見やすくしてくれることもあり、ともに強い支持を得てきた。

だが、新たなAPIが導入されるとサービス継続が危ぶまれる事態に。

特にTwilogに関しては新規ツイートが取得できず、機能不全の状態が続いていた。 そんななかでTogetter社は、今回新たに契約したエンタープライズAPIによって、ログイン、まとめ作成、コメント時の連携ツイートなど既存機能だけでなく、新たな機能も開発できるとアナウンス。

加えてTwilogの買収、TwilogとTogetterを統合するためのシステム開発もスタートする運びとなった。

Twilogは個人開発者のロプロスさんによって開発運営が続いていたサービスであり、今回の件について「停止に追い込まれた多数のサービスがある中でも、Twilogに手を差し伸べてくださり、継続の道を開いてくれた、Togetter及び代表の吉田氏に感謝いたします」と答えている。

なお同じ5月12日には、Twitter社(X Corp.)の代表をつとめるイーロン・マスクさんが、同社の新たなCEOが決まり、同社のCEOを辞任してCTOとなることを発表している。

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