VTuber/バーチャルライバー・にじさんじ所属の月ノ美兎さんが6月20日(金)、埼玉・八潮秘宝館の運営者から取材/動画化、そしてマネージャーの対応などを抗議されている件について、Xで声明を発表した。
月ノ美兎さんは、八潮秘宝館側の指摘の中で「無断で取材をした」「無断で音声を録音した」「マネージャーからの連絡が不躾であった」の3点について、自身の認識および経緯を説明。
その上で、「この度はご厚意で取材をさせていただいたのにも関わらず、このようなことになってしまい申し訳ありませんでした」と謝罪している。
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発端は、ファンからも好評の秘宝館レポート動画
騒動の発端となったのは、6月17日に月ノ美兎さんのYouTubeチャンネル(登録者数141万人)で公開された動画「秘宝館→秘宝館→ネモフィラのお花畑→秘宝館」。
動画の内容は、月ノ美兎さんが3つの秘宝館(アダルト・ミュージアム、性風俗に関する物品を展示する施設)をレポートするというもの。
その中には、八潮秘宝館も含まれており、動画内には館長をつとめている兵頭喜貴さんや一般の来場者も出演していた(現在は編集され削除)。
動画に出演した兵頭喜貴さん。テロップには「撮影許可いただきました」と明記されている(現在は編集され削除)/画像はYouTubeのスクリーンショット
また、本動画の概要欄には、「撮影のご許可をいただいた秘宝館さま」として、当初は八潮秘宝館もクレジットされていた。
これについて、八潮秘宝館の運営者も自身のブログ(外部リンク)で「端的に記すと頭が良いと言うか、勘が働くんでしょう。いわゆる才能ってやつです。あと、感じが凄くいいですね。先回りして気遣い出来る方です」と月ノ美兎さんに対して好印象ととれる記述を行っていた。
八潮秘宝館は、月ノ美兎側の無断取材を主張 マネージャーの対応に激怒
しかし、6月20日、八潮秘宝館側が抗議の声明文を公式ブログで発表したことで事態は一転(外部リンク)。
声明の中で八潮秘宝館側は、月ノ美兎さん側が取材する旨を事前に連絡していなかったと激しく糾弾(※)。来館の際に八潮秘宝館側が指摘したことで、月ノ美兎さん側は取材目的であることを認めたと主張した。
(※)八潮秘宝館の公式ブログでは、館内の撮影は自由なものの個人使用に限定すること、取材希望者は事前の申請が必須な旨が記載されている。
しかし、取材中にも許諾を得ずに音声録音を行い、一般の来場客に対して取材の了承もとっていなかった、と八潮秘宝館側は抗議。
また、月ノ美兎さん側から動画での使用許諾のメールはあったものの、内容の事前確認や公開の報告もなかったと怒りを露わにした。
その上で、八潮秘宝館側は詳細を明らかにしなかったものの、マネージャー(恐らく、にじさんじを運営するANYCOLOR株式会社)から何らかのコンタクトがあり、「マネージャーを自称する奴が胸クソ悪いメールを送って来るようになったので絶縁します」とスタッフの対応に対して最も激怒していることを伝えている。
月ノ美兎「許諾が得られなければ単なる見学にとどめるつもりだった」
八潮秘宝館側の抗議を受けて、月ノ美兎さんは同日、Xに「八潮秘宝館の件について」と題した声明文を投稿。
「無断で取材をした」件については、月ノ美兎さんは八潮秘宝館への訪問はあくまでも趣味の一環であり、「もしそこで撮影許可がいただければ動画にしたいという軽い気持ち」だったと説明した。
その上で、八潮秘宝館側から「(月ノ美兎さんが)YouTubeで活動しているのではないか」「動画にするつもりだったらしてもいい(動画であれば商用利用も可能)」と提案され、動画の撮影を行ったという。
その上で、来館の際、八潮秘宝館側から許諾が得られなければ単なる見学にとどめるつもりだった旨を、その場でも八潮秘宝館側に伝えていたと主張した。
「無断で音声を録音した」件については、八潮秘宝館側からの撮影を促された後に録音を開始しており、秘密録音は行っていないと月ノ美兎さんは説明している。
また、動画に登場した一般の来場客については、「顔は映せないが、声は出してもよい」と、その場で同意を得ていたという。

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