イラストレーター/アニメーター/映像クリエイターの改リさんが6月7日に投稿した、ある動画が話題になっています。
タイトルは「【マヨチャンねる】深夜におさんぽしてみた【野外彫刻あり】」。
一見するとイラスト付きVlog。しかし、その内容は実写とアニメーションを限りなく自然に融合させた、ハイレベルな映像作品です。
実写とアニメ表現が“ごく自然”に融合 Vlog「マヨチャンねる」
動画の主な内容は、マヨチャンねるを名乗る少女が、深夜2時の街を自由に徘徊するというもの。
街にある銅像と記念撮影をしたり、コンビニで夜食を買ったり、証明写真を撮影したりと、基本的に無計画。日常の1シーンを切り取ったような、素朴な内容です。
いい感じの銅像とツーショットを撮るタイプの深夜おさんぽ/画像は動画より
この動画の特徴は、マヨチャンねるが全編に渡りアニメーションで描かれていること。VTuberのようにLive2Dや3Dモデルで動いているわけではありません。
そして、最大のポイントは実写との自然な融合です。
冒頭でたまごっちを見るマヨチャンねる。顔の一部に液晶光が当たる/画像は動画より
例えば、マヨチャンねるは少なくない枚数の作画で動きつつ、実写側の光源の影響をしっかりと受けています。
暗いところでは暗く映り、スマートフォンやたまごっちが起動すれば、液晶光が部分的に顔を照らす。実写映像上でそんな描画がなされているので、「アニメ調の少女が現実世界にいる」と強く感じられます。
道端に落ちていた飴の包装を、アニメ作画の手がごく自然に拾い上げる/画像は動画より
また、現実世界のオブジェクトにアニメ調のマヨチャンねるが干渉している点も見逃せません。道端に落ちていた飴の包装を拾い、証明写真撮影機のカバーを押し開ける、ささやかな動作が自然に実写と溶け合っています。
おさんぽVlogそのものの素朴さも相まって、あまりにも“自然に”仕上がりすぎている映像に、視聴した人からは絶賛の声が挙がっています。
にじさんじ月ノ美兎のカバーMVも制作した改リ
一目見れば「驚異的な技術力の塊」と分かる、投稿者の改リさん。
過去には、にじさんじ所属VTuber・月ノ美兎さんの「1000年生きてる」や「Around The World」カバーMVも手がけてきました。
そして、改リさんが得意としているのが「実写との融合」です。
2024年9月には、MV「Loop girls」(歌: 根本凪さん、作曲/作詞/編曲:ウ山あまねさん)を発表。こちらでも実写の公園に、少女のアニメーションが違和感なく溶け込んだ映像を送り出しています。
なお、今回投稿されたマヨチャンねるのVlogが、シリーズものとして続いていくは不明です。さて、次のおさんぽはやってくるのでしょうか。

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