YouTubeチャンネル「(実在しない)切り抜きチャンネル」が新レギュラーの募集を開始した。
すでに活動しているVTuberを対象に、声優を募集。採用は、声のジェンダーが女性/男性でそれぞれ1〜2名を予定。応募締め切りは6月21日(金)までとなっている。
モキュメンタリー形式の動画が好評「(実在しない)切り抜きチャンネル」
「(実在しない)切り抜きチャンネル」は、その名の通り実在しないVTuberの架空の切り抜き動画を投稿するYouTubeチャンネル。
VTuberの配信でよく見られる画面レイアウト、待機画面やロゴ、切り抜き動画のフォントやエフェクトをモキュメンタリー形式で再現。
あたかも実在するVTuberの切り抜きチャンネルのような演出を行っており、その高い再現度とフィクション性によって、注目を集めてきた。
2023年にKAI-YOUの開催したクリエイティブアワード「KAI-YOU HYPER POP AWARD」でも、審査員をつとめた漫画家・赤坂アカさんの審査員賞「赤坂アカ賞」を受賞している。
今回のレギュラー募集は、声で参加する現役のVTuberを対象としたもの。「(実在しない)切り抜きチャンネル」のFANBOXでは、募集要項の詳細が確認できる(外部リンク)。
VTuber文化との高い親和性を見せる「切り抜き動画」
VTuberやストリーマーたちの長時間のライブ配信を、数分~数十分程度のハイライト形式でまとめる「切り抜き動画」は、今や配信文化の存在感を下支えするものとなっている。
その多くが有志やファンによって運営されているほか、VTuberやストリーマーによる公式切り抜きチャンネルも多数存在。ファン文化がベースにありながら収益化も行われており、それに対応するためのガイドラインも制定されている。
「切り抜き動画」をきっかけにタレントやストリーマーの存在を知るというケースも多く、現在の配信文化に欠かせない形式となった。
「(実在しない)切り抜きチャンネル」はそうした数多あるVTuberの「切り抜き動画」を題材に、モキュメンタリー形式の動画を投稿。
二次創作風でありながら完全な一次創作であり、現実的でありながら完全なフィクションの動画作品となっており、観る者に不思議な感覚を与えている。
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