YouTubeチャンネル「(実在しない)切り抜きチャンネル」が、「令和6年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」の発表支援プログラムに採択された。
「文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」は、日本の若手クリエイターの創作活動を支援する文化庁の事業の一つ。
「(実在しない)切り抜きチャンネル」はこの育成支援事業を活用し、現在制作中だという切り抜き動画「20分でわかるエマ・リーランド」を、2025年初頭に東京都内で発表することを目指す。
モキュメンタリー形式で注目を集める「(実在しない)切り抜きチャンネル」
「(実在しない)切り抜きチャンネル」はその名の通り、架空のVTuberの切り抜き動画(=配信や動画を一部抜粋し、編集したもの)を投稿するYouTubeチャンネル。
VTuberの配信でよく見られる画面レイアウトや待機画面、ロゴ、切り抜き動画のフォントやエフェクトなどを、モキュメンタリー(=フェイクドキュメンタリー)として再現した動画を発表している。
2023年にKAI-YOUの開催したクリエイティブアワード「KAI-YOU HYPER POP AWARD」では、漫画家・赤坂アカさんの審査員賞「赤坂アカ賞」を受賞。その再現度とフィクション性によって、注目を集めてきた。
次世代のクリエイターを支援する「文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」
「文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」は、平成23年度から始まった、次世代のメディア芸術分野を担う若手クリエイターの創作活動を支援するプログラム。
創作支援プログラムと発表支援プログラムの2種類に分かれており、創作支援プログラムでは500万円まで、発表支援プログラムでは100万円までの支援金を受け取れる。
また、作品に応じた評価/アドバイスができる識者をアドバイザーとして設置。採択されたクリエイターを次のステップへと育成/支援する。
文化庁では採択した企画の「成果発表イベント」を2025年2月15日(土)~24日(月・祝)に開催する予定としている。
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