ABEMA主催のオリジナルアニメプロジェクト「Project PRISMation」の第3弾となる作品『ザ・ホラーズ・ホラー・ホーム』のパイロット版が、1月30日(金)21時から公式YouTubeチャンネルで公開される。
現在、公式Xで予告映像が公開されている状態ながら、早くも国内外のアニメファンから多くの期待の声が寄せられている。
実は、この「Project PRISMation(プロジェクトプリズメーション)」から生まれた作品は、これまでにも大きな反響を獲得している。
第1弾である、ドールハウスのようなセットで繰り広げられるスリリングなクッキングショー『Poppin-Play Kitchen(ポッピンプレイキッチン)』は、1月16日の公開から10日で100万回再生を突破。
『Poppin-Play Kitchen』
第2弾はピンク髪の双子に日常を侵食されていく狂気のショートアニメ『Gluttomy(グラットミー)』。こちらも1月23日の公開から3日で50万回再生を記録した。
『Poppin-Play Kitchen』
国際色豊かなクリエイターが参加し、日本とアメリカの表現を融合したかのようなハイブリッドな短編作品──今回は、これらの作品が国内外で人気を集める理由について、プロジェクトそのものも含めて紹介したい。
ABEMA主催、パイロットフィルムを共作する「Project PRISMation」とは?
ABEMAが主催する「Project PRISMation」とは、個人や少数精鋭のチームで活動するクリエイターと協力し、オリジナルアニメの“パイロットフィルム”を共作するプロジェクト。2025年12月26日始動した。
クリエイターの刺激になるような制作環境のサポートを行い、視聴者の心に残る物語を創出することを目指している。
「Project PRISMation」
ちなみに「パイロットフィルム」(パイロット版)とは、テレビシリーズや映画の本制作に先駆けて、試験的につくられる短編映像のこと。
近年では、Amazon Prime Videoで配信され日本でも大ヒットした『ハズビン・ホテルへようこそ』のように、YouTubeで公開されたパイロット版が話題を呼び、シリーズ化・商業化へと繋がるケースもみられる。
同じく近年の潮流として、日本でも「indie_anime」のハッシュタグを中心に「インディーアニメ」のシーンが盛り上がっており、ABEMAの「Project PRISMation」発足の背景には、そういった時流もありそうだ。
タイやベトナムを拠点とするクリエイターの作品も登場
「Project PRISMation」では、これまでに2本の作品のパイロット版が公開されている。特徴は、国際色豊かなクリエイターが参加している点だ。
第1弾作品となった『Poppin-Play Kitchen』の原案/監督/脚本/制作は、タイを拠点に活動するZemyataさん。過去には、シンガーソングライター・Eveさんの楽曲「夜は仄か」のMVも手がけている。
続いて公開された第2弾は、ベトナム在住のRaPisさんとTusさんという二人のリーダーを中心としたアニメーション制作集団・rapitusが制作。ショート動画での話題を集めていた同名の作品『Gluttomy』を、新たにアニメ化した。
吸血鬼と日本の怨霊がタッグを組む『ザ・ホラーズ・ホラー・ホーム』
そして、いよいよ第3弾として1月30日に公開されるのが、冒頭で紹介した『ザ・ホラーズ・ホラー・ホーム』だ。
この作品は、人の血をすすり数百年を生きる吸血鬼と、テレビを介し呪いを広げる現代日本の怨霊(さ、貞子……?)を描くホラーホームドラマ。二人の怪異が愛の盟約を結び、やがてその血と恐怖を受け継いだ娘を授かるという物語だ。
原案/制作を担当したのは、武蔵野美術大学映像学科卒のメンバーを中心に結成されたクリエイター集団・うぐいす工房。過去にはノベルゲーム『マルコと銀河竜』のカートゥーンアニメーションパートを手がけてきた。
うぐいす工房の特徴は、アメリカのカートゥーンスタイルのキャラクターデザインと、日本の古き良きロボットアニメを彷彿とさせるエフェクトを多用した派手な戦闘シーンだ。この二つの要素が融合し、さらに小気味いいテンポでギャグが展開される。
『Panty&Stocking with Garterbelt(パンティ&ストッキングwithガーターベルト)』やアニメスタジオ・TRIGGER作品にも通じるこの映像表現は、日本のみならず英語圏コミュニティからも称賛を浴びている。
そんなうぐいす工房の新作とあって、早くも注目を集める『ザ・ホラーズ・ホラー・ホーム』。1月30日21時からの公開を待とう。
なお、「Project PRISMation」は2026年以降も継続。毎年様々なクリエイターとの共作に取り組んでいくほか、5月頃からは国内外を問わず、新たな企画公募も開始される予定だ。
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