とある専門学校の卒業制作としてつくられた3DCGアニメが、そのクオリティの高さでTwitterで話題に。
作品進捗として投稿されたツイートが、約3万のリツイートと約15万のいいねを集めました。自主制作アニメーション『ミルキー☆ハイウェイ』本編
これ本当に卒業制作…?????
大作映画のティザー映像じゃなくて…?????
この3DCGアニメ『ミルキー☆ハイウェイ』をつくったのが、春から社会人になるというヨウヘイさん。卒業制作のコンペティションではアニメ部門でグランプリを受賞したとのこと。
今回、KAI-YOU編集部はヨウヘイさんにインタビューを敢行。『ミルキー☆ハイウェイ』制作について聞いてみました。
ヨウヘイ 去年、かなり早い時期に内定をいただいていたので、おそらく今後は得られることがないだろう自由な時間を有効活用し、自分の“好き”を詰め込んだ作品をつくろうと思ったのがきっかけです。
あとは、同じ専門学校のサウンド科の方々と知り合う機会があったことです。「この人たちなら、昔からやりたかった“音と映像を融合させた”作品を実現させてくれるはず」と思って、本作の制作に乗り出しました。 ──サウンド科の方も参加されたとのことですが、制作もは何人ほど関わっているのでしょうか?
ヨウヘイ ストーリーや映像に関しては、私一人でつくっています。
映像のスタイルにしても内容にしても、自分の好みがかなり特殊なんです。それをクラスメイトに押し付けながら制作するのはお互いよくないと思い、個人で制作しました。
楽曲・音響を担当してくれたのは2人。声優はガヤも含めると5名に協力してもらっています。 ──こだわった点や苦労した点はありますか?
ヨウヘイ 劇中に流れる楽曲は、世界観の表現・音ハメの演出をする上でとても重要だったので、かなり時間をかけて楽曲・音響担当とすり合わせを行いました。
キャラクターの演技も、説得力のあるナチュラルなものにしたかったので、収録にはかなりの回数を重ねました。
それまでアニメ映えするしゃべり方を勉強されてきていた方たちだったので、だいぶ混乱させてしまいました。
ヨウヘイ 演出に限った話でいうと、エドガー・ライトさんの笑える魅せ方や、クエンティン・タランティーノさんの会話劇などを目標にしているところがあります。
最近の作品では、『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』がシンプルに素晴らしかったと思います。久々に劇場でワクワクしたし、周りでお母さま方が泣いている姿を見て、自分ももらい泣きしていました。
こんな風に観ている人の心を揺さぶる作品に、どうしても自分も近づきたいという気持ちが『ミルキー☆ハイウェイ』の制作期間中ずっとありました。
──予告段階から多数の反響があり、現在はファンアートも多数描かれています。
とにかく自分がつくった作品を観て、多くの人が一瞬でも喜びを感じてくれたという事実が嬉しいです。
『ミルキー☆ハイウェイ』を通して、自分にまだまだ足りていないところがたくさんわかりました。この先しばらくは、業界での下積みに充てなくてはいけないなと思っています。
ただ、妄想でとどめていたものもちゃんと具体化させれば受け入れてくれるという事実を知れたので、自主制作も続けたいです。
作品進捗として投稿されたツイートが、約3万のリツイートと約15万のいいねを集めました。
大作映画のティザー映像じゃなくて…?????
この3DCGアニメ『ミルキー☆ハイウェイ』をつくったのが、春から社会人になるというヨウヘイさん。卒業制作のコンペティションではアニメ部門でグランプリを受賞したとのこと。
今回、KAI-YOU編集部はヨウヘイさんにインタビューを敢行。『ミルキー☆ハイウェイ』制作について聞いてみました。
作者「“音と映像の融合”がやりたかった」
──『ミルキー☆ハイウェイ』はどのような着想から制作に至ったのでしょうか?ヨウヘイ 去年、かなり早い時期に内定をいただいていたので、おそらく今後は得られることがないだろう自由な時間を有効活用し、自分の“好き”を詰め込んだ作品をつくろうと思ったのがきっかけです。
あとは、同じ専門学校のサウンド科の方々と知り合う機会があったことです。「この人たちなら、昔からやりたかった“音と映像を融合させた”作品を実現させてくれるはず」と思って、本作の制作に乗り出しました。 ──サウンド科の方も参加されたとのことですが、制作もは何人ほど関わっているのでしょうか?
ヨウヘイ ストーリーや映像に関しては、私一人でつくっています。
映像のスタイルにしても内容にしても、自分の好みがかなり特殊なんです。それをクラスメイトに押し付けながら制作するのはお互いよくないと思い、個人で制作しました。
楽曲・音響を担当してくれたのは2人。声優はガヤも含めると5名に協力してもらっています。 ──こだわった点や苦労した点はありますか?
ヨウヘイ 劇中に流れる楽曲は、世界観の表現・音ハメの演出をする上でとても重要だったので、かなり時間をかけて楽曲・音響担当とすり合わせを行いました。
キャラクターの演技も、説得力のあるナチュラルなものにしたかったので、収録にはかなりの回数を重ねました。
それまでアニメ映えするしゃべり方を勉強されてきていた方たちだったので、だいぶ混乱させてしまいました。
作者「妄想も具体化させれば、受け入れてもらえる」
──ヨウヘイさんが影響を受けた作品などはありますか?ヨウヘイ 演出に限った話でいうと、エドガー・ライトさんの笑える魅せ方や、クエンティン・タランティーノさんの会話劇などを目標にしているところがあります。
最近の作品では、『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』がシンプルに素晴らしかったと思います。久々に劇場でワクワクしたし、周りでお母さま方が泣いている姿を見て、自分ももらい泣きしていました。
こんな風に観ている人の心を揺さぶる作品に、どうしても自分も近づきたいという気持ちが『ミルキー☆ハイウェイ』の制作期間中ずっとありました。
──予告段階から多数の反響があり、現在はファンアートも多数描かれています。
ヨウヘイ これまでSNS上で大きな評価をいただくことがなく、ほんの1ヶ月前まではフォロワー数よりフォロー数の方が上回っているような状態でした。だから、ここまで多くの反応をいただけたのは全く予想外でした。#ミルキーハイウェイ
— Matti (@drawingoose) February 23, 2022
作品の威力に感動されて語彙が死んだのでファンアートで敬意を示すことに。 pic.twitter.com/6l4IFQ4gjK
とにかく自分がつくった作品を観て、多くの人が一瞬でも喜びを感じてくれたという事実が嬉しいです。
『ミルキー☆ハイウェイ』を通して、自分にまだまだ足りていないところがたくさんわかりました。この先しばらくは、業界での下積みに充てなくてはいけないなと思っています。
ただ、妄想でとどめていたものもちゃんと具体化させれば受け入れてくれるという事実を知れたので、自主制作も続けたいです。
凄すぎる映像作品、もっと観る?
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