連載 | #29 INTERNET MEMES SAIKO LAB.

謎の米ソング<おかゆ♪おじや♪>元ネタ解説 にじさんじ倉持めるとが生んだ産物

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都築 陵佑

にじさんじ・倉持めるとさんによる“おかゆとおじや”こと「米系の食べ物」のダンスショート動画

おかゆ♪ おじや♪ おかゆ♪ おじや♪ リゾット!リゾット! リゾット! リゾット! リゾット! ネコマンマ! ネコマンマ! ネコマンマ! ネコマンマ!

最近、YouTubeやTikTokショートなどで、米料理をハイテンションに連呼し続ける謎の歌を聞いたことはないでしょうか?

その歌の名は「米系の食べ物」。

4月20日、YouTubeの日本公式X「YouTube Japan」も本楽曲に言及。「だんだんクセになってくる...」とコメントを寄せています(外部リンク)。

今回は、“おかゆとおじや”こと「米系の食べ物」の誕生の経緯をご紹介します。

「米系の食べ物」元ネタはにじさんじ・倉持めると

「米系の食べ物」を作詞・作曲したのは、“最強可愛い拳ギャル”ことにじさんじ所属のVTuber・倉持めると(くらもちめると)さん。

倉持めるとさん/画像は本人のXより

倉持めるとさんは、にじさんじのタレント育成プロジェクト「バーチャル・タレント・アカデミー(VTA)」出身。2023年1月16日に正式にデビュー。

同期の小清水透さん、獅子堂あかりさん、鏑木ろこさん、五十嵐梨花さん、石神のぞみさん、ソフィア・ヴァレンタインさんと共に、7人組ユニット・Idiosとして活動しています。現在のチャンネル登録者数は26.9万人。

ネットミームに疎い“最強可愛い拳ギャル”

明るく快活なキャラクターや、抜群のダンススキルで知られている倉持めるとさんですが、インターネット文化への造詣の“浅さ”も大きな特徴のひとつ

倉持めるとさんと海妹四葉さんの「ぬるぽ」に対する反応をまとめた公式切り抜き動画

特に、インターネットを主戦場とするVTuberとしては珍しく、ネットミームにも疎い模様。

“のぞめる”としてコンビを組む石神のぞみさんが、倉持めるとさんとは対照的にネットミームに精通しているのが、よりその特徴を際立たせているのでしょうか。

倉持めるとさんのネットミームに対する無邪気なリアクションが、切り抜き動画などで取り沙汰されることも少なくありません。

また、石神のぞみさんや他のにじさんじ所属ライバーのような“ネットミーム使い”に憧れ、ネットミームを意欲的に学ぼうとする姿勢を見せることも(外部リンク)。

企画「ミームビンゴ凸待ち」配信

2025年5月に実施したネットミームを題材にした企画「ミームビンゴ凸待ち」も話題を呼びました。

コラボ配信で唐突に初披露 戌亥とこ&ルンルンも困惑

そんな倉持めるとさんが「米系の食べ物」を初披露したのは2026年3月7日。にじさんじの戌亥とこさんとルンルンさんと行ったカラオケ配信(歌ってみた配信)での一幕です。

「米系の食べ物」初披露の配信(43:16〜)

同配信の中で、唐突に「この間寝寝れなすぎて、『これ1回、ブチ上がった方が、疲れて寝れるんじゃないか?』と思って、考えたやつがあるんですけどやっていいですか?」と切り出した倉持めるとさん。

そこで倉持めるとさんがアカペラで歌い出したのが「米系の食べ物」でした。

倉持めるとさんが「これどう?」と2人に尋ねると、あまりの歌詞の意味不明さに、戌亥とこさんは「本当にどういうこと?」と困惑。

ルンルンさんも「言ってください何でも。ちょま(=ルンルンさん)頼りない獣かもしれませんが、思う気持ちは誰にも負けないから」と、倉持めるとさんの精神状態を心配する珍事に

唐突に「米系の食べ物」を歌いだす倉持めるとさん/画像はYouTubeのスクリーンショット

困惑するルンルンさんと戌亥とこさん/画像はYouTubeのスクリーンショット

何とも言えない空気感が漂いつつも、最後には3人で「米系の食べ物」を合唱。

「これ、TikTokで流行らせようよ」という戌亥とこさんの発言に対し、倉持めるとさんは「本当にやめて」と笑い混じりに返答していました。

深夜テンションが生んだ産物がネットミーム化

いわゆる深夜テンションの産物である「米系の食べ物」。しかし、こういったネタがあれば擦られるのがインターネットです。

切り抜き動画などを通して「米系の食べ物」が拡散され、3月16日に倉持めるとさん自身が本楽曲のダンスショート動画を投稿すると、にじさんじのリスナーを中心に本楽曲がネットミーム化。

後輩のライバーに「米系の食べ物」を弄られた配信

また、3月20日のコラボ配信で後輩の緋八マナさん、伊波ライさん、珠乃井ナナさんに直接弄られるなど、他のライバーたちが「米系の食べ物」に言及する機会も増加。

さらには、アカペラだった本楽曲をリミックスする在野の音楽クリエイターまでも登場することになりました。

トラックメイカー・Gakuiさんによる「米系の食べ物」リミックス

“ネットミーム使い”に憧れていたVTuber自身が逆にネットミーム化

そして4月20日、ついにYouTubeの日本公式Xも「米系の食べ物」に言及。

これに対し、倉持めるとさんは同日の配信で、恥ずかしさからか「YouTube Japanくんさあ、あのさあ、止めれる? マジ(笑)」と苦笑しながらリアクションしていました(外部リンク)。

しかし、“ネットミーム使い”に憧れ、ネットミームを学ぼうとしてきた倉持めるとさん自身が、まさかネットミームになってしまうとは。

かの哲学者 フリードリヒ・ニーチェさんの言葉を借りるのならば、「怪物と戦うものはその過程で自らが怪物とならぬよう気をつけよ。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」ということなのかもしれません(?)。

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