書籍『イタリアンブレインロット図鑑』が、4月1日(水)にKADOKAWAから刊行される。
動画サイトやSNSで世界的なブームとなった「イタリアンブレインロット(Italian brainrot)」を、100体以上のキャラクターとともにまとめた奇妙な図鑑。
漢字にはふりがなが付されており、子どもでも読みやすい仕様となっている。
過剰なオンライン消費を指す言葉「brain rot(脳腐れ)」
「イタリアンブレインロット」とは、2025年初頭にTikTokやInstagramから急激に拡散したネットミームの総称。
生成AIによって生み出された奇妙なキャラクターたちに、擬似イタリア語風の名前やナレーションを加えた動画が大量生産され、爆発的に拡散した。
『イタリアンブレインロット図鑑』誌面/画像はAmazonより
「brain rot(脳腐れ)」という言葉自体は、2024年にオックスフォード英語辞典の「Word of the Year」にも選ばれた語。過剰なオンライン消費による精神的疲弊を指す言葉だ。その後、それ自体が「くだらなくて中毒的なコンテンツ」を指し示す意味へと変質していった。
日本での人気も侮れない。特に若年層からの注目度が高く、小学校低学年向け少女漫画誌『ぷっちぐみ』読者が選ぶ、2025年下半期の流行語第1位に「イタリアンブレインロット」がランクイン。
さらに、『月刊コロコロコミック 3月号』においても「イタリアンブレインロット」と思われるキャラクターと人気漫画『でんぢゃらすじーさん』とのコラボが行われるなど、子ども世代からの強い人気をうかがわせる(外部リンク)。
インドネシア発祥のネットミームと融合した「イタリアンブレインロット」
「イタリアンブレインロット」の特徴は、動物×日用品×兵器などを組み合わせた不条理なキャラクター造形と、イタリア風のネーミングや合成音声によるナレーションだ。
インドネシア発祥のミーム「Tung Tung Tung Sahur」とも合流し、さらに奇妙な世界が形づくられている。
トゥントゥントゥンサフール(Tung Tung Tung Sahur)/画像はAmazonより
ブームの火付け役とされるのが、ナイキのスニーカーを履いた三本脚のサメのキャラクター「Tralalero Tralala」。
@_sausagesahur Best brainrot characters 😂😂 #fyp #foryoupage #tung #tralalerotralala🗣🔥 #meme #memestiktok ♬ TUNG SAHUR - TRXSHBXY & GAVORN
その後も、爆撃機とワニが融合した「Bombardiro Crocodilo」、カプチーノを頭に乗せたバレリーナ「Ballerina Cappuccina」など、強烈すぎるキャラクターが続々と誕生した。
図鑑ではイラスト、名前や特徴の紹介、そして印象的な歌の歌詞も掲載する。
この記事どう思う?
関連リンク
連載
インターネットの海を回遊する“人から人へと情報や概念を伝達していく自己複製子”──「インターネット・ミーム」をサイコウ(最高・再考)する研究機関。リクエストいただければ、あなたの気になる「インターネット・ミーム」を調査いたします。
0件のコメント