筒井康隆さんのSF小説『パプリカ』新潮文庫版が、今敏監督によるアニメーション映画の公開20周年を記念した限定カバーで発売されます。
7月10日(金)頃から、全国の書店などで順次展開。価格は935円(税込)です。
限定版は、映画に登場するキャラクターたちを全面に配したダブルカバー仕様。書籍を包む鮮烈な赤と、特殊な印刷加工によって、夢と現実が入り乱れる『パプリカ』の世界が表現されています。
「パプリカレッド」で彩られた豪華な限定カバー
限定カバーは、通常のカバーの上に映画版のビジュアルを重ねたダブルカバー仕様です。
全体には特色の赤が使用され、キャラクター部分には盛り上がりのあるUVシルク印刷を採用。用紙には独特の質感を持つ特殊紙「サガンGA」が使われています。
スピン(栞紐)も、通常の茶色から赤色へ変更
さらに、文庫本に付属するスピン(栞紐)も、通常の茶色から赤色へ変更。
この赤は、映画を象徴する色であると同時に、作家ごとに色が割り当てられている新潮文庫における「筒井康隆の赤」でもあります。
夢に入り込む精神治療を描いた筒井康隆のSF小説
『パプリカ』は、筒井康隆さんが1993年に発表した長編SF小説です。
精神医学研究所に勤務するサイコセラピスト・千葉敦子は、「パプリカ」という別人格を使い、患者の夢へ入り込む治療を秘密裏に実施。
限定カバーの告知ビジュアル
しかし、他人の夢を共有できる装置「DCミニ」が盗まれたことで、人々の夢と現実が次第に混ざり合っていきます。
夢という私的な領域へ他者が侵入する恐怖と快楽、テクノロジーによって揺らぐ人格の境界を描いた作品です。
今敏監督による映画『パプリカ』が公開20周年
同作を原作とするアニメーション映画『パプリカ』は、2006年に公開されました。
監督は『PERFECT BLUE』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』などで知られる今敏さん。アニメーション制作はマッドハウス、音楽は平沢進さんが担当しています。
アニメーション映画『パプリカ』
林原めぐみさん、江守徹さん、堀勝之祐さん、古谷徹さんらが声優として出演。夢から夢へと飛び移るような場面転換と、極彩色の映像表現によって、原作の入り組んだ精神世界をアニメーションとして描き出しました。
公開20周年を迎える2026年には、4Kリマスター版が8月7日(金)から全国で上映される予定です。
限定カバー版は、全国の主要書店のほか、「PERFECT BLUE×パプリカ POP UP STORE」、一部の上映劇場、Filmarks公式オンラインストアなどでも販売予定となっています。
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