漫画家・八木教広さんの代表作『CLAYMORE』を実写ドラマ化するプロジェクトが、アメリカで立ち上がったことが判明した。米メディア・Deadlineが報じている(外部リンク)。
制作は、映像制作会社のCBS StudiosとPropagate Content。
製作には『CLAYMORE』の出版元である集英社も参加。また、Netflix映画『DEATH NOTE』の製作などに参画した俳優のマシ・オカさんらがエグゼクティブプロデューサーをつとめるという。
八木教広の代表作! ダークファンタジー漫画『CLAYMORE』
『CLAYMORE』は、2001年に『月刊少年ジャンプ』(現在は休刊)で連載が開始された漫画。
『月刊少年ジャンプ』の休刊を受けて、2007年に『ジャンプスクエア』に移籍(同年にはTVアニメも放送)。2014年に完結した。
人間を襲う魔物・妖魔と、妖魔の血肉を身体に取り込み人為的に半人半妖となった女戦士・クレイモアが登場するダークファンタジーだ。
無口で無表情のクレイモア・クレアと、クレアに助けられた少年・ラキの旅、そして数奇なめぐり合わせを描いた。
妖魔に惨殺される人間や強敵を前に壮絶な最期を迎えるクレイモアが描写されるなど、ハードな内容が特徴。
また、戦いの資質に恵まれていないクレアの苦闘と進化、クレアの力になりたくてもなれない自分に歯がゆさを感じるラキの葛藤と成長も見どころだ。
大剣を振り回すクレイモアや覚醒者を実写でどう再現する?
実写化に際して注目されるポイントは、まず何よりもクレイモアをいかに実写化するかだろう。
クレイモアたちは銀色の瞳を持ち、驚異的な身体能力を持つ。体格は他の人間と大きく変わらないものの、誰もが身の丈ほどの大剣を携えている(大剣はクレイモアと呼ばれるもの。これが戦士たちのクレイモアという名前の由来)。
大剣を軽々と振り回しながら戦う姿はおよそ常人とは似ても似つかないため、実写化のハードルも必然的に上がる。
また、完全な妖魔と化してしまったクレイモアの覚醒者は怪物じみた姿に変身できるのだが、これをどう実写化するのかも気になるところだ。
『CLAYMORE』19巻。覚醒したクレイモアの1人/画像はAmazonから
上記の映画『DEATH NOTE』のほか、筒井康隆さんの小説『パプリカ』の実写ドラマ企画にも携わるなど日本産コンテンツに造詣の深いマシ・オカさんはもちろん、制作会社の尽力に期待しよう。

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