作家・村上春樹さんの新作長編小説『夏帆─The Tale of KAHO─』の著者コメントと、第一章冒頭の試し読み約5000字が、新潮社の特設サイトで公開された。
『夏帆─The Tale of KAHO─』は、村上春樹さんにとって『街とその不確かな壁』以来、約3年ぶりとなる長編小説。
村上春樹さんが長編小説で女性を単独主人公に据えるのは今回が初。7月3日(金)に単行本と電子版で同時発売される。
村上春樹「今回の小説で僕は、そんな彼女になって書きました」
新潮社が公開した著者コメントで村上春樹さんは、主人公・夏帆について「ごくふつうの若い女性」と紹介。
その上で、彼女の周辺で奇妙な出来事が起こり始めることに触れ、「今回の小説で僕は、そんな彼女になって書きました」とコメントしている。
村上春樹さんのコメント
あわせて公開された試し読みでは、第一章「夏帆とモーターサイクルの男」の冒頭を読むことができる。
新潮社は、近年の書き下ろし長編である『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』では、発売日まで内容を一切明かさない形を取ってきたと説明。今回は刊行に先立ち、特別に冒頭部分の約5000字を公開したという。
26歳の絵本作家・夏帆の周囲で起こる奇妙な出来事
『夏帆─The Tale of KAHO─』の主人公は、26歳の絵本作家・夏帆。
作品紹介では、初対面の男から突然心ない言葉を告げられた夏帆が、怒りやショックよりも純粋な驚きを覚える場面が示されている。
それをきっかけに、彼女の周囲ではさまざまな奇妙な出来事が起こりはじめる。
目次には、第一章「夏帆とモーターサイクルの男」、第二章「武蔵境のありくい」、第三章「夏帆とシロアリの女王」、第四章「守護天使、象の卵とスカーレット・ヨハンソン」などが並ぶ。
初回特典に「ありくい&ジャガー」ステッカー
村上春樹さんは1949年、京都府生まれ。
1979年に『風の歌を聴け』でデビュー。代表作に『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』などがある。
村上春樹さん/©️Shinchosha
その最新作『夏帆─The Tale of KAHO─』は、四六判/352ページ/定価2860円(税込)。ISBNは978-4-10-353440-2。
発売日の7月3日からは、全国約3000店舗の書店で、初回特典として「ありくい」と「ジャガー」のステッカーを配布予定。
特典は書店店頭での購入者が対象で、1冊につき1シートが配布される。数量限定で、なくなり次第終了。ネット書店・オンライン書店での配布は行われない。
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