2025年1月、Xで突如「長押しして4Kで読み込んでみて」というフレーズと共に、写真や画像を添付する投稿が流行しはじめています。
特に日本では、グラビアアイドルやコスプレイヤーを中心とした女性インフルエンサーの間で多用され、新たなネットミームと化しています。
起源となったのは、美しい星空の写真だった
発端となったのは、インターネット・ミームの紹介サイト「Know Your Meme」(外部リンク)によれば、パレスチナ系エジプト人の写真家・Abdul Dremaliさんが1月10日に天体写真と共に投稿したポスト。
「tap, hold and load in 4k to see even more stars(訳:タップ、ホールドし、4Kで読み込むと、さらに多くの星が見える)」というテキストが書かれたこちらのポストは、現在1.6万のリポストおよび24万のいいねを記録。
結果、インプレッション数3000万以上を集めるなど、大きな反響を呼ぶことになりました。
【1月17日18時 追記】日本では、Abdul Dremaliさんのポストよりも早く、1月7日に女性アイドルグループ・ラナキュラのあみ乃さんがXに「写真長押しして4Kで読み込んでみて」と書いた写真を投稿。
こちらのポストも、現在491リポストおよび1.9万のいいねを記録。インプレッション数は469.2万を集めています。
iOS/Android版のXで4K画像を投稿/表示する方法
そもそも、Xで4K(※一般的に、横3840×縦2160の高解像度)の画像や写真を投稿/表示する機能は、2021年4月からiOS/Androidアプリに正式実装されています。
アプリ版の「設定とサポート」を開き「設定とプライバシー」をタップ。その中から「アシビリティ、表示、言語」を選択し、「データ利用の設定」画面に遷移します。
Xへの4K画像の投稿は、「画像を高画質でアップロード」するを「モバイルデータ通信とWi-Fi接続時」または「Wi-Fi接続時」に設定すると可能に。
逆に、4K画像の表示は「高画質画像」を「モバイルデータ通信とWi-Fi接続時」または「Wi-Fi接続時」に設定すると利用できるようになります。
この設定をした上で、4Kで投稿された画像を長押しすると、iOSでは「4Kを読み込む」、Androidでは「4K画像を保存」という選択肢が表示されるようになります。
逆に言うと、この設定をしてないといくら長押ししても4Kで読み込めません!
ネットミーム化する「長押しして4Kで読み込んで」
画像や写真を「長押しして4Kで読み込む」という手順を踏むことからか、このフレーズを使った投稿のインプレッション数が増加しやすいことは想像に難くありません。
その影響によって、Xの「おすすめ」タイムラインにレコメンドされやすくなったのかは定かではありませんが、「長押しして4Kで読み込んでみて」というフレーズは、多くのXユーザーの目に止まるように。
そして、インターネット・ミームと化すようになりました。
このブームに乗り遅れまいと、現在Xでは、企業公式アカウントも、この「長押しして4Kで読み込んでみて」というフレーズにかこつけたポストを相次いで投稿。
まるで大喜利大会のような様相を呈しています。
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