怪奇SF界の経典『呪われし者の書』邦訳版が刊行 科学の枠組みからこぼれ落ちた超常現象を記録

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Yugaming
怪奇SF界の経典『呪われし者の書』邦訳版が刊行 科学の枠組みからこぼれ落ちた超常現象を記録
怪奇SF界の経典『呪われし者の書』邦訳版が刊行 科学の枠組みからこぼれ落ちた超常現象を記録

『呪われし者の書』書影/画像はAmazonより

国書刊行会から、チャールズ・H・フォートさんによる書籍『呪われし者の書』が刊行される。

発売日は7月10日(金)を予定。価格は5500円(税込)。翻訳は作家で怪奇現象研究家の南山宏さんが担当する。

『呪われし者の書』は、アメリカの作家/超常現象研究家であるチャールズ・H・フォートさんが1919年に発表した『The Book of the Damned』の邦訳。

超常現象研究の根源的古典であり、怪奇/SF小説界の根本経典として知られる一冊だ。

科学から排除された記録を集めた『呪われし者の書』

チャールズ・H・フォートさんは、1874年生まれのアメリカの作家/ジャーナリスト。

『呪われし者の書』に収められているのは、空中の怪光体、黒い雨、落下する氷塊、三角形の雲、不可解な古代遺物、消滅する人間、正体不明の怪物、失われた惑星など、常識や科学の枠組みからこぼれ落ちた出来事の数々。

『呪われし者の書』圧巻の装丁/画像はAmazonより

チャールズ・H・フォートさんはそれら、同時代の科学と科学者たちが言わばゴミ扱いにした非科学的/超科学的な体験談や目撃報告を「damned(呪われたもの)」として記録した。

その姿勢は、のちに「フォーティアン」と呼ばれる文化的潮流を生み、UFOや未確認動物を含めた超常現象や、H・P・ラヴクラフトさんのクトゥルフ神話やアルフレッド・ベスターさんのSF小説『虎よ、虎よ!』、ポール・トーマス・アンダーソン監督の映画『マグノリア』などを含め、さまざまな領域に影響を与えている。

怪奇/SFの想像力に影響を与えた異端の古典

本書の翻訳を手がけるのは、作家/翻訳家/超常現象研究家の南山宏さん。

南山宏さんは、早川書房の『SFマガジン』編集部に在籍し、同誌の2代目編集長をつとめた人物。本名の森優名義でも知られ、日本SF作家クラブでは名誉会員に名を連ねている。

国書刊行会は本書について、「超常現象研究の根源的古典、怪奇・SF小説界の根本経典」と紹介。

公式Xでは見本の完成を報告し、「この恐ろしいまでの造本、まだ何が起きるかわかりません」とコメントしている。

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