パルコ、インディーゲームレーベル「PARCO GAMES」で東京ゲームショウ初出展

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タナカハルカ
パルコ、インディーゲームレーベル「PARCO GAMES」で東京ゲームショウ初出展
パルコ、インディーゲームレーベル「PARCO GAMES」で東京ゲームショウ初出展

「PARCO GAMES」出展ブースイメージ画像

株式会社パルコがインディーゲーム領域に特化したレーベル「PARCO GAMES(パルコゲームズ)」として、9月25日(木)〜28日(日)に開催される「東京ゲームショウ2025」に初出展する。

ブースでは、8月19日にパブリッシングタイトル第1弾として発表した『南極計画
Constance』『The Berlin Apartment
の3タイトルすべてが試遊可能となっている。

PARCO GAMES、ブースで『地球の歩き方』とコラボ

出展ブースはエアポート(空港)をテーマとした空間演出を行い、旅行ガイドブック『地球の歩き方』とコラボしたリーフレットを限定配布。

さらに、ブースを訪れてゲームを試遊した上で、Steamのウィッシュリストに登録すると、各タイトルのノベルティももらえる。

地球の歩き方 ver. 特別リーフレット

インディーゲーム『南極計画』『Constance』『The Berlin Apartment』を試遊可能

「PARCO GAMES」のブースで体験版をプレイできるゲームは、『南極計画』『Constance』『The Berlin Apartment』の3タイトル。

『南極計画』は、日本のゲームスタジオ・RexLaboが開発するサバイバルアドベンチャー。プレイヤーは900年後の荒廃した南極を舞台に、南極点から発せられる謎のシグナルを追って動物たちと旅する。

条約や法的に許されない「皇帝ペンギンの赤ちゃんを抱っこしたい」という思いからはじまったこのプロジェクト。広大なマップ探索とクラフト要素が融合したプレイ内容に仕上がっているという。

『南極計画』キービジュアル

配布されるノベルティ/『南極計画』オリジナルフェイスタオル

『Constance』は、ドイツのゲームスタジオ・btf Games開発の2Dアクションアドベンチャー。自らの精神世界に閉じ込められた画家・コンスタンスが、謎に迫りながら脱出を目指す物語が描かれる。

難解なステージギミックや強敵とのバトルなどの高難度バトルが特徴的。Steamではすでにデモ版が配信中で、デモ版では二つの異なるMAPを探索し、芸術/目的/創造性というテーマを体験できる。

『Constance』キービジュアル

配布されるノベルティ/『Constance』オリジナルメッシュポーチ

同じくbtf Games開発の『The Berlin Apartment』は、トゥーン調の美麗なグラフィックで表現された没入感の高いゲーム性が特徴の3D探索アドベンチャー。

120年の歴史を持つドイツ・ベルリンのアパートを舞台に、かつての住人たちの生涯における転機を追体験できる。こちらもSteamではすでにデモ版が配信中だ。

『The Berlin Apartment』キービジュアル

配布されるノベルティ/『The Berlin Apartment』オリジナルクリアしおり

パブリッシングやマーケティングも行う新レーベル「PARCO GAMES」

PARCO GAMESは、8月19日に設立されたゲームレーベル。ゲームの開発支援、パブリッシング、マーケティング、二次展開までを一貫して手がける。

特にパブリッシング事業ではインディーゲーム領域に注力。クリエイターの個性を尊重しながら、新たなゲームカルチャーの創出を目指している。

株式会社パルコはこれまで、2023年にゲーム事業専門チームを発足、2024年には「ゲーム事業開発部」を設立。ゲーム事業の拡大に向けて着々と計画を進めている。

PARCO GAMESが初出展する「東京ゲームショウ2025」は、9月25日〜28日にかけて、千葉県にある幕張メッセで開催される。

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