7月3日~7月4日にかけて、遷移圏・武蔵自治領東部で遷移嵐が発生。「ユガミ警報」が発令されました。
寶河および地富原に顕現した遊神の影響で、周辺地域の住人は明け方まで避難を余儀なくされました。
この時の様子を、遷移圏での暮らしをVlogとして発信しているYouTubeチャンネル「遷移圏見聞録」のナカムラさんが記録。7月25日(金)に動画を公開しました。
7月3日、「ユガミ警報」が発表された直後の映像/画像は動画より
……知らない地名に謎の固有名詞ばっかりだ!
摩訶不思議な異世界・遷移圏の暮らしを伝えるVlog「遷移圏見聞録」
それもそのはず。遷移圏とは、実写映像/3DCG/生成AIを駆使して制作されたVlog風のフェイクドキュメンタリー(モキュメンタリー)作品「遷移圏見聞録」に登場する架空の異世界のこと。つまり、これはフィクションです。
「遷移圏見聞録」では、「ナカムラさんの遷移圏での暮らしを発信するVlog」という体裁で、2023年10月からショート動画および長尺動画が不定期に発表されてきました。
今回、7月25日に投稿された「ユガミ警報」は、「遷移圏見聞録」の長編動画第10弾。再生回数は執筆時点で180万回を越えています。
普段の動画は、不思議な遷移圏の光景を和やかに映すものが多め。それだけに、緊迫感に満ちた今回の動画は少し異色。「ユガミ警報」に備える遷移圏の人々の姿を描く、貴重な映像資料となっています。
緊急事態に備える、遷移圏のある日の映像
今回の動画の舞台は、ナカムラさんが普段仲間と暮らしている遷移観測所跡地(通称:基地)。
この基地は、今回の遷移嵐(恐らく神格が顕現する自然現象)のような緊急時に機能する避難所として管理することを条件に、自治領から基地を譲り受けたのだそう。
備蓄資料の確認をするナカムラさんたち/画像は動画より
ナカムラさんたちは、事前に遷移嵐の発生を人伝てに聞いたことで、備蓄食糧や非常電源などを確認。十分な備えの上で、遷移嵐を迎えています。
そして、ユガミ警報発令時には、基地メンバーは各棟の地下へ分散避難し、連携して警戒にあたります。
警戒システムの起動へ向かうナカムラさん。動画内では時刻と状況を示すテロップが適宜挿入される/画像は動画より
"それ"は直上にやってくる
7月3日21時10分、神格であるユガミ=遊神の顕現が正式に確認。警戒レベルが5に引き上げられました。
警戒レベルが5に引き上がった瞬間/画像は動画より
避難者の受け入れは禁止となり、基地も出入り口はロック。非常電源に切り替わり、神格からの精神影響を抑えるべく、視覚情報をもたらすカメラ映像もオフに。ナカムラさんたちの緊張感も一気に高まります。
以後、周辺の状況はセンサーを用いて把握。基地近くの川沿いには、ユガミと思われる反応が見られます。
そして、動画内ではユガミの反応が基地の直上に現れる場面も……果たして、ナカムラさんたちの命運やいかに。結末はぜひ動画をご確認ください。
"なにか"の反応が、ナカムラさんたちの基地の直上に……!/画像は動画より
魅力あふれる世界であると同時に、危険なところもある遷移圏。両軸ともに映すことで、私たちの暮らす世界(「遷移圏見聞録」ではドムシアットと呼称)から少し離れた遷移圏の解像度が引き上がるもの。
ナカムラさんは以前、KAI-YOUのインタビューに「土地に根ざした人々の暮らしや考え方にも焦点を当てたい」と語っていました。今回の動画は、遷移圏の人々が相対する危機を伝える、リアルな暮らしを伝える内容だったと言えるでしょう。
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