YouTuberのHIKAKIN(ヒカキン)さんとSEIKIN(セイキン)さんによる楽曲「YouTubeテーマソング2」のアニメ版MVが10月24日に公開された。
楽曲自体は、初代「YouTubeテーマソング」MVの公開10周年にあたる2025年8月14日に公開。同日にはHIKAKINさんとSEIKINさんが登場するMVも公開されていた。
新たに公開されたアニメ版MVは、アニメーション作家/アニメーション研究家のかねひさ和哉さんとアニメーターの前田園香さんが合作で制作。どこかNHKの「みんなのうた」を思わせるやわらかくポップなタッチで、YouTubeを楽しむ人々の姿を描いている。
【画像】ヒカキン&セイキンも登場するアニメMVHIKAKINとSEIKINの10年を表現した「YouTubeテーマソング2」
「YouTubeテーマソング2」は、初代「YouTubeテーマソング」のメロディやモチーフを受け継ぎながら、HIKAKINさんとSEIKINさんの活動とYouTubeの10年を重ね合わせた楽曲。
作詞/作曲をSEIKINさん、監修をHIKAKINさんが担当し、初代と同じくアレンジをTeddyLoidさん、実写版MVの監督をZUMIさんが担当した。
新たに公開されたアニメ版MVは、YouTubeで活動する人、YouTubeを楽しむ人々の様子を描いている。
制作したかねひさ和哉さんと前田園香さんそれぞれのXの投稿によると、監督/絵コンテ/キャラクターデザイン/撮影/背景/編集をかねひさ和哉さん、作画監督/原画/動画/仕上げ/背景を前田園香さんが担当したという(外部リンク)。
「YouTubeテーマソング2」アニメ版MVより/画像はYouTubeから
「YouTubeテーマソング2」アニメ版MVより/画像はYouTubeから
かねひさ和哉と前田園香、10年来の友人がタッグを組んで制作
作画監督をつとめた前田園香さんは、アニメ『僕の心のヤバイやつ』の作画監督や、VTuberグループ・ぶいすぽっ!の楽曲「Queens」のMVでのキャラクターデザイン/総作画監督など、多くの商業作品で活躍するクリエイター。
10年来の友人だというかねひさ和哉さんは、今回の作品について「前田さんによる全編色トレスの丁寧な作画で、絵本のような優しい世界観になりました!」と振り返っている(外部リンク)。
「YouTubeテーマソング2」アニメ版MVより/画像はYouTubeから
HIKAKINさんとSEIKINさんも登場/画像はYouTubeから
アニメーション研究家・かねひさ和哉らしいテイストも
なお、ラスサビ前の間奏のダブステップパートは、かねひさ和哉さんが作画しているようだ(外部リンク)。
かねひさ和哉さんといえば、こっちのけんとさんの楽曲「はいよろこんで」のMVに代表される、NHK「みんなのうた」で流れる岡崎体育さんの楽曲「ともだちのともだち」の映像などで知られている。
「YouTubeテーマソング2」の該当部分では、フィルムにノイズがかかったかのような映像の中でYouTubeのアイコンが動いたり、線が様々な形に変化したりする。それらからは、1920年代以降に生まれた実験アニメーションと呼ばれる作品群の雰囲気が感じられる。
「YouTubeテーマソング2」アニメ版MVより/画像はYouTubeから
「YouTubeテーマソング2」アニメ版MVより/画像はYouTubeから
レトロなテイストを特徴としながら、同時に研究家として映像やアニメーションの歴史に対する造詣が深いかねひさ和哉さんならではの映像だ。





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