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ハヤカワ超大型セール Kindleで『三体』『裏世界ピクニック』など1000作が最大50%OFF

POPなポイントを3行で

  • Kindleストアで、早川書房の大型セール「春のハヤカワ電子書籍祭」開催中
  • 国内外のミステリー・SF・海外文芸、傑作約1,000点が最大50%割引
  • 『三体』や『ゲームの王国』、『裏世界ピクニック』など話題作も
ハヤカワ超大型セール Kindleで『三体』『裏世界ピクニック』など1000作が最大50%OFF

画像はすべてAmazonのKindleストアより

Kindleストア限定で、早川書房の超大型セール「春のハヤカワ電子書籍祭」が始まった。

早川書房は定期的に大型セールを開催してくれる本当にありがたい出版社だが、今回は過去最大規模となる国内外のミステリー・SF・海外文芸などの傑作約1,000点最大50%割引で、読書好きは度肝を抜かしている。

実施期間も過去最長、3月13日から4月13日(月)の32日間だ。

巷では「ハヤカワヤバイセール」と言われているとかいないとかいうこのセール、筆者もすでに週末、未読の作品を買い漁ったところなので、僭越ながらいくつかオススメ書籍をご紹介する。

劉慈欣『三体』

中国でSFとしては空前のヒットを記録した本作。筆者の劉慈欣はこの『三体』で、SF界の名誉・ヒューゴー賞をアジア人で初めて受賞した。

すでに中国では動画配信サービス・bilibili(ビリビリ)がアニメ化を発表、同年にはPVも公開されている(関連記事)。

三部作の始まり、壮大なスペクタクルの序章という位置付けで、待望の日本訳が2019年に刊行された。同年、最も話題を読んだ国外SF作品の一つだ。

タイトルやビジュアルは荘厳で仰々しいものの、外連味あふれる物語展開が実にスリリングでもありユーモラスでもある。『シン・ゴジラ』好きは楽しく読めるはず(と筆者は個人的に思っている)。

小川哲『ゲームの王国』上・下



2017年、国内SFの話題をかっさらった一作。規格外のSF巨篇として、第38回日本SF大賞&第31回山本周五郎賞をW受賞したことも話題に。

上巻と下巻で、小説の表情が全く変わって読めることもその特徴の一つ。上巻はポル・ポト政権下で崩壊していくカンボジアの時代小説としても読め、下巻では打って変わって最高峰のSFドラマが展開される。 同じ小川哲の、受賞後第一作でもある短篇集『嘘と正典』もセール対象。

宮澤伊織『裏世界ピクニック』


「百合SF」というワードが近年(一部で)脚光を浴びているが、そちらに疎かった筆者が『裏世界ピクニック』を読んで「なるほどこれが百合か…」と深く納得すると共に、ネット上の都市伝説が具現化する世界観と、命知らずな主人公2人の危うい一挙手一投足に惹かれ、現在シリーズ4巻まで毎度楽しく読んでいる。

なんと先日アニメ化も発表され、今からとても楽しみです(関連記事)。 同じ宮澤伊織の『そいねドリーマー』もセール対象。

平鳥コウ『JKハルは異世界で娼婦になった』


筆者は、『となりの801ちゃん』作者の小島アジコが激プッシュしているのをネットで見かけて以前に購入して読了。

本当は相当重苦しい題材なのだけど(主人公が置かれた境遇は実際しんどい)、疾走感のある文体と構成が抜群にうまい。

理不尽さとそれに対峙する強かさ、読後の爽快感もあって、青春小説としてさえ読める。

オススメのSF・ミステリー

ほかにもとても書ききれないのだが、個人的な超オススメ作品をいくつか列挙すると…

日本を代表するSF作家・飛浩隆の最新作『零號琴 冲方丁の最も優れた作品群の一つである「マルドゥック」シリーズ 日本が誇るSFの名手・神林長平の代表作『戦闘妖精・雪風(改) SF界の異才・草野原々による「ラブライブ!」二次創作小説『最後にして最初のアイドル』(関連記事 旅をテーマにした小説でもあり恋愛小説でもありハードボイルド犯罪小説でもある早瀬耕未必のマクベス 個人的には野﨑まど作品の中でも突出した作品だと思っているSF小説『know』(関連記事 「KAI-YOU Premium」でも連載を持っていただいている藤田祥平によるゲームSF『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』(関連記事 2010年代を代表する海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作(こっちはまだ未完)である、ジョージ・R・R・マーティンの『氷と炎の歌』シリーズを買い集めるなら今しかない 仏でベストセラーとなった、3人の女性を描いたフェミニズム小説『三つ編み めくるめく中国SFをこれでもかと詰め込んだケン・リュウ編集によるアンソロジー『折りたたみ北京 世界で1億部を超えたスティーグ・ラーソンの骨太ミステリー小説「ミレニアム」シリーズ 最新作『息吹』も話題のテッド・チャンによる珠玉のSF作品集『あなたの人生の物語』(言語と異種交流を描く表題作がオススメ) もはやSFの古典でもあり、海外SF入門として手にとりやすいハインラインの傑作猫SF『夏への扉 ガチの科学者であり作家だったクラークの最高峰『幼年期の終り アメリカ文学の旗手・ヴォネガットによる奇妙な時間軸を旅するSF『スローターハウス5』(関連記事 小説以外でも、今読んでも発見があるだろう『誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち』(関連記事 ずっと気になってたけど購入していなかった、米大学教授が執筆したジブリ作品の取材・解説集もセール対象! ありがとう早川書房。何かと自宅にいる機会が増える今日この頃、Kindleで良質な本を読むのも一興だと思う。

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