連載 | #9 『ポケットモンスター ソード・シールド』特集

若者の流行番付、2019下半期タピオカ覇権も下降傾向 ポケモン、鬼滅も健闘

若者の流行番付、2019下半期タピオカ覇権も下降傾向 ポケモン、鬼滅も健闘
若者の流行番付、2019下半期タピオカ覇権も下降傾向 ポケモン、鬼滅も健闘

(c)2019 Pokémon. (c)1995-2019 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。 Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。

POPなポイントを3行で

  • LINEリサーチによる若者の人気番付
  • 2019年下半期もタピオカが覇権
  • 2020年には一体何が流行する!?
LINEが運営するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が、2019年の9月と12月に「最近流行っているコト・モノ・ヒト」 「これから流行りそうだと思うもの」についてアンケート調査を実施。結果が発表された。

2019年上半期と比較して、圧倒的な存在感を放つのは依然としてタピオカ。ただし、9月を境に下降傾向だ。果たして2020年もその人気は続くのか。

調査概要

【2019年9月度調査】
・調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
・実施時期:2019年9月2日~9月4日
・有効回収数:4,478件

【2019年12月度調査】
・調査対象:日本全国の15歳~24歳の男女
・実施時期:2019年12月2日~12月5日
・有効回収数:3,863件(性別・年代別、2020年流行予測については4,735件)

下半期もタピオカが総合1位

2019年下半期の流行調査

上半期ではタピオカが総合1位を獲得。下半期でも変わらずほかに圧倒的をつけて1位を守りきった。

ただし、3月は5.6%、6月は19.3%、9月は20.1%、12月は17.2%という推移を見るに、

年間を通して1位ではあるものの、9月をピークに12月では2.9%ダウンし、流行が落ち着いてきたという見方もできる。

一方で、4月から放送されたアニメをきっかけに“社会現象”とまで報道され大ヒットを記録した漫画『鬼滅の刃』が9月では10位に、12月では3位にランクイン。

上半期にはランクインしていなかったことを考えると、下半期で急激に人気を獲得したことがわかる。

性別・年代別では、タピオカが絶対王者から陥落

12月の各性別・年代別流行ランキングをみると、1位は軒並みタピオカながら、19-22歳と23-24歳の男性は、11月に発売されたNintendo Switch向けの最新作『ポケットモンスター ソード・シールド』の影響から「ポケモン」が1位を獲得。

6月時点では全年代でタピオカが1位だったことを考えると、ここでもタピオカ人気に陰りを感じる。

そのほか、下半期からランクインしたワードとしては、SNSを中心に泣くことの擬音語として流行した「ぴえん」や、熊谷で開催されたワールドカップの影響から「ラグビー」、2019年大ブレイクを果たしたロックバンド「Official髭男dism」、さらには「SixTONES」「PRODUCE 101 JAPAN」などが挙げられる。

ジャニーズ所属のアイドルグループ「嵐」に関しては、上半期は全年代の女性でランクインしていたが、下半期でも同じく全年代の女性が大きな注目を寄せている。 2020年12月31日の活動休止を前に、SNSの解禁やYouTubeチャンネルの開設、楽曲のストリーミング配信など、連日話題になった背景がランクインに影響しているものと思われる。

2020年は何が来る!?

2020年の流行予想では『歌手・アイドル』部門でロックバンド「King Gnu」が第1位。

『お笑い芸人』部門では、霜降り明星ミキと並んでいわゆる「第七世代」と言われるお笑いトリオの「四千頭身」が、2位のEXITと大差をつけて1位にランクインした。

さらに『YouTuber』部門では、東大クイズ王・伊沢拓司さんを中心とした「QuizKnock」が1位に。メンバーのテレビ出演も人気拡大の大きな要因になっていると予想できる。
【0文字クイズ】クイズ王、文字がなくても正解できる説
『ゲーム』部門では『ポケットモンスター ソード・シールド』が1位、『漫画・アニメ・映画』部門では2位以下を圧倒して『鬼滅の刃』が1位にランクインし、2019年に引き続き注目を集めると予想されている。

上半期に発表された、下半期の流行予想と実際の流行を比較すると、「タピオカ」「ポケモン」などは的中しているものの、2位予想だった「東京オリンピック」は全性年代でランクインしなかった。

果たして、次回の調査にランクインするのだろうか。若年層のリアルな注目度が楽しみだ。

流行の最先端を掴む

この記事どう思う?

この記事どう思う?

関連キーフレーズ

連載

『ポケットモンスター ソード・シールド』特集

「ポケットモンスター」シリーズ最新作として、2019年11月15日に全世界一斉発売された『ポケットモンスター ソード・シールド』(通称『ポケモン剣盾』)。 本編シリーズ初のNintendo Switch専用ソフトとなっており、そのコンセプトはプロデューサーの増田順一さん曰く「最強のポケモン」とのこと。 「メガシンカ」「Zワザ」といった前作までの物語と対戦を大いに盛り上げたシステムは「キョダイマックス」として新たに継承され、大迫力の世界観を提示しています。 彩り豊かなポケモンだけでなく、ジムリーダーや主人公らのポケモントレーナーの人気も非常に高い作品に仕上がっています。 老若男女、世界的に愛されている日本発のポップコンテンツ「ポケットモンスター」最新作に、KAI-YOUでも様々な切り口から迫ります。

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。